ひとことで解説すると
日本で1990年に日本で初めて報告された病気で、身体的・精神的なストレスを受けた後などに発症する一過性の心筋障害のこと。
大事なポイント
- [原因]突発的に左心室心尖部が一過性の収縮低下を起こすことで発症する。
- [名前の由来]左心室がたこ壷のように膨らむことから。漢字表記は「蛸壺心筋症」
- 左心室の心尖部が収縮しにくくなり、血液を正常に送り出せない状態になる。
- [症状]・急性心筋梗塞や狭心症に似た突然の胸痛・動悸・不整脈・呼吸困難・頭痛・嘔吐 など
- 大震災のあとに発症が多くみられるといわれており、2004年に発生した新潟中越地震のすぐ後に多くの発症者が現れた。