第5話

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AIとか人工知能ってなんなんだし?ただしが人工知能を学ぶようです 第5話

人工知能とは?がわかってきたし。実際どんな使われ方をしてるし! AIや人工知能,コンピューターを交えながらわかりやすく解説

2016/09/08

メトロ

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AI 人工知能 コンピューター ノンプレイヤーキャラクター 恋愛 テクノロジー

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  • 人工知能は人間の脳を再現する試み。しかし、その歴史は発見と挫折の歴史でした。しかし、どうも最近はこれまでにない人工知能が出てきていますよね。どのような技術革新があったのでしょうか?

  • さて、人工知能というものは「人間のように考えるコンピューター」を作ろうという試みであった。しかし、単純な「イエス・ノー」を細かくしていっても駄目、知識を大量に入れても駄目、という挫折があった、というのが前回までのお話だ。

  • ついでに、人工知能を理解すれば女の子の心もお手のママだし!

  • しかし、コンピューターは性能が急速に向上したこと、安価になったことで昔のコンピューターでは無理だった無数の「イエス・ノー」を処理できるようになってきた。

    また、インターネットの爆発的な普及により、「知識」がほぼ無限に手に入るようになった。それが人工知能を進化させたんだ。これが機械学習だ。

  • 機械学習?メーテルと関係あるし?ねじになっちゃうし?人間は機械の体になるんだし?

  • 自動的な、の意味に近い「機械」だな。まずはイメージしやすいようにコレを見てくれ。

  • 3Dの女の子がカメラに映っている人と同じ動きをしているし!これはデジタルきぐるみ!?人間が3Dを超えて二次に突入する機械!?ボクはマリオになるんだし!

  • どこぞの首相じゃねぇんだから落ち着け。これは「FaceRig」と「Live2D」というアプリを組み合わせたものだ。Live2Dは一枚のイラストから簡単な作業で3Dモデルを作りアニメーションとして動かすことができるアプリで、FaceRigは顔の動きを追跡してアバターを動かすことができる。

  • ちなみに、似たようなアプリで「ラフ画像を線画に仕上げる」「モノクロ写真を自動的にカラーにする」という技術も実用化されてるぞ。

  • ふむふむ、Live2Dでアバターを作り、それのFaceRigでリアルタイムで動かすんだし!アニメ顔でニコ生配信とか出来るんだし!でも、コレと人工知能がどう関係あるし?ただの顔マネだし?

  • 人間の感覚だと不思議に思わないかもしれないなぁ。しかし、アニメーションに動かせるように画像を処理するのも、顔を認識するのにも使われているのは「機械学習」だ。

  • どういうふうに使われてるし?特に学習するところなんて無いみたいだし?

  • 例えば、絵を見るだろ。どこが目でどこが口、そしてそれが立体化した時、目はどんな動きをして、口はどんな動きをする…。それをすべて「記述」しなければコンピューターは動かない。また、アバターができても撮影者のどこが口でどこが目で…どういう動きをして、というのを追跡しなければならない。これも記述が難しいのは同様だ。

  • うーん、「見ればわかる」んじゃないし?コンピューター様なら楽勝だと思うし?

  • ところが、コンピューター様はまだ「ネコ」の写真を見せて「ネコ」と判断させるだけで一大事なんだ。その辺の問題は後で説明するが、「口」とは何で「目」とはなんだ、というところをいちいち記述するわけにはいかない。いつまでたっても終わらないからな。

  • 面倒なんだし!じゃ、これは鼻!これは口でコレは目じゃない!と叩きこめばいいし!

  • ご名答!無数の人の顔をコンピューターに入れて、「この状態は鼻です」「この状態は口ではない」と学習させていくんだ。「イエス・ノー」を無数に繰り返しているんだな。そして、どこが口でどこが鼻かわかるようになる。あとはマッピングして移動量を測定し、という作業になる。もちろん、実際の作業はコレほど楽でもないがな。

  • どうだし!ボクも人工知能について理解してきたし!

  • じゃ、こちらも見てもらおうか。どういう処理をしているかわかるか?

  • なんだしこれは!?撮影者の顔に合わせてブッシュ元大統領の顔が動いていくんだし!しかもさっきと違って目を開いたから同じくらいの距離で目が動く、とかそういうんじゃないんだし!?でも、感情は同じくらい…し?どういうことだし?

  • 感情、とはいい線だな。これは「感情のタグ付け」とでもいおうか。このアプリに撮影されている人の顔を読み込ませると「この人は今どういう感情を表そうとしているか」を分析する。そして、もともと入っている有名人の顔を同じくらいの「感情」を表すと思われる顔の動かし方を再現する。

  • な、何を言ってるかよくわからないし!人工知能に感情はないし?なのに感情がわかるし?じゃ、人工知能に感情はあるんじゃないし?

  • この技術もまた「中国人の部屋」的なものだ。「顔の変化」を定量的に測定し、その測定結果から「確率的に」こういう感情だ、と表している。もちろん、「感情」というものはない。しかし、このような技術はこれからどんどん世界で使われていくだろうな。

  • ところで、どういう風に「感情」を覚えさせるし?

  • これもさっき言った「イエス・ノー」の問題だよ。いろんな人の色んな感情のパターンの画像を読み込ませて「この場合は怒っている確率が高い」「悲しんでいる可能性が高い」と重みづけをするんだ。

  • ふーむ、でも、人間もなんか枠にはめられているような気がするし?なんか自由じゃないというか…。

  • 当たり前だろ。笑ってる顔を見て「怒ってる」と認識するようなら日常生活を送るうえではとても不便だろう。人間の感情も思考もまた「パターン」に限定されているんだ。しかし、そのパターンが非常に多彩、というところに特徴がある。

  • なら、人工知能の性能が上がれば人間の「パターン」をすべて解析する時が来るし?

  • 来るかもしれんが、まだまだ先の話だろうな。また、この「機械学習」は実は膨大な人間の手がかかっている。

  • 大量に情報を入れれば勝手に勉強してくれるんじゃないし?

  • 顔の話だと、人工知能は「これを目です」と回答するだろ。ところがそれが鼻だった場合は「これ鼻です」と誰かが教えてやらねばならない。それは人間以上にうまく行える存在は無いんだ。

  • なんかイヌや馬の調教みたいだし?

  • 実際そうなんだよ。人工知能に「これはネコです」と覚えさせるために「どういうのがネコなのか」を人間が理解してないといけない。そして、その「どういうのがネコなのか」を人工知能が理解できる形で翻訳しなければならない。それはもはや「職人技」の世界らしいな。

  • だからこの「機械学習」にもまた限界がある、というのが明らかになりつつあった。もちろん、応用分野は無数にある上のような成果も出ている。しかし、「人工知能」に要求される自動運転などではまだ足りない、というのがわかってきた。

  • あー、最近話題になっているあれし?

  • そう、あれだ、ディープラーニングだ。ディープラーニングは「機械学習」の中の一種である「ニューラルネットワーク」という技術を発展させたもので、「人間が調教する手間」を大幅に削減できるのでは、と期待されている。

  • つ、ついに「自動的に考える人工知能」が…。

  • まぁ、ここは一つ、この音楽でも聞いてみろ。 http://deepjazz.io/ (LISTENを押すと聞くことができます)

  • ちょっとくせがあるけど普通にジャズっぽいし?

  • そうだ、これはコンピューターが自動的に作ったジャズだ。

  • 自動的!?どういうことし?でも、ちゃんとジャズに聞こえるし?

  • その「ジャズに聞こえる」というのが次回の大事なキーになる。覚えておけよ。

  • どこまで話は続くし!?

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