第2話

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AIとか人工知能ってなんなんだし?ただしが人工知能を学ぶようです 第2話

「強い人工知能」「弱い人工知能」とは?? AIや人工知能,コンピューターを交えながらわかりやすく解説

2016/08/27

メトロ

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AI 人工知能 コンピューター ノンプレイヤーキャラクター 恋愛 テクノロジー

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  • 人工知能を熱く語るサトルと人工知能を知るとモテるといわれて乗り気になったただし。さて、このお話はどこに行き着くのでしょうか?

  • ギャルゲの世界でモテたいと相談したら、なぜかAIの講義を受けるはめになってるし…。

  • ギャルゲの世界にはAIしかいないだろう。つまりAIの原理を理解しておけばAIにモテやすくなるかもしれんぞ。

  • 現実の女の子にモテるために心理学を学ぶ感じだし?

  • どちらかといえば医学だ。

    まぁ、恋愛に関して言えば心理学なんて占いとたいして変わらんぞ。まだ人工知能の研究をしていたほうが女性の心を理解できるだろ。

  • なんでだし?

    人間とAIは全く別物だと前回言っていたし?
    そして、人工知能はまだできていないと言っていたし?だから人工知能を学んでも人間の心は理解できないんじゃないし?

  • お、覚えていたか。ちょっと復習を兼ねて人工知能の考え方を整理しよう。まず、人工知能とはなんだ、と言った?

  • そうだ、これは「強い人工知能」というものだ。

  • 強い?なら、弱いのもあるし?

  • その通り。「弱い人工知能」というものがある。

  • どうちがうし?戦わせたら強かったり弱かったりするんだし?

  • この場合の「強い」「弱い」は英語の直略だから勝負とはあまり関係ない。概念としては「高度」「低度」に近いのだが、決して「優れている」「劣っている」という意味ではないので「強い」「弱い」を直接理解してくれ。それで、弱い人工知能とは、今、巷にあふれているコンピューターのことだな。というか、現在は「弱い人工知能」しか存在しない。

  • 強い人工知能は「人間と同じ事を考える」ということなら、確かに聞いたことないし。弱い人工知能は人間と同じことを考えているわけじゃないし?

  • 人間のように考えているかどうかは重要ではない。結果的に人間のように振る舞えればいいじゃないか、という考え方だな。人間にしかできないようなことが出来る機械は見せかけ上は人間と同じような知能を持っている。人間の知能とは違うものも、これこれで知能がある。ということでもある。

  • 難しいし…。

  • 例えば、シオマネキという蟹がいるが、求愛のダンスを踊ることで有名だ。そのダンスに「知能はある」と感じるだろう。しかし、そのダンスは「人間と同じように考えて」ダンスをしているわけではない。

  • まぁ、人間とシオマネキは全く別な生き物なんだし。だから同じことを考えているわけじゃないのは当たり前だし。

  • それと人工知能も同じ関係性があるということだな。単純に言えば、コンピューターの考え方と人間の考え方はまだ根本的に差異があるということだ。また、強い人工知能については完成の目処どころか「どうすれば作れるか」すらめどが立っていない。

  • ふーむ、人工知能というものがますますわかんなくなってきたし。でも、将来的には強い人工知能が出来る可能性もあるし?そのとき、「強い人工知能」と「弱い人工知能」を分けるためにはどうすればいいんだし?

  • それについては、「チューリングテスト」という古典的なテストがある。

  • 人工知能とキスをして決めるんだし!?

  • その「チュー」とは一切関係ねぇよ!アラン・チューリングという科学者が考えた理論なんだが、「チャットをしてコンピューターと見ぬかれないかどうか」をテストすることだ。

  • なんか単純に思えるけど、確かに「人間」と感じたら人間なんだし!でも、そういう技術ってもうあるんじゃないし?siriとかはそんな感じなんだし。

  • 人工知能といえばsiriが有名だが、まだまだあれは「弱い人工知能」だな。中国人の部屋的なものと言ってもいい。

  • 「中国人の部屋」?中華料理食べ放題かし?満漢全席かし?

  • 別に日本人の部屋でもサウジアラビア人の家でもいいんだが、ある部屋に中国語を書いた紙を入れると翻訳された紙が出てくる。そのとき、その部屋に知性がある人はいるのか?という話だ。

  • 翻訳できるなら知性があるに決まってるんじゃないし?

  • ところが、その部屋の中に入っているのは中国語を全く知らない人だ。ただ辞書や文法書を見て機械的に翻訳しているだけだったとしたら、「中国語を理解してる」と言えるだろうか?という実験だな。

  • うーん?Siriもただ「辞書を参照して答えてるだけで人間の話していることを理解していない?」ということかし?

  • そうなんだな。Siriに感情などは搭載していない。やり方としては古典的人工知能と対して変わらん。

  • 前回も言っていた2番目に古い人工知能だし!

  • まぁ、実際に人工知能といえるのはこのレベルからだな。この人工知能のプログラムは「推論・探索」がキーになる。

  • サジェスト機能と人工知能はまたあとで話すとして、基本的には「最適解を探す」ためのロジックだ。たとえば、迷路を解くように指示する。そうするとコンピューターは「あり得る組み合わせ」を全部調べて、そのうち一つの正解を導き出す。

  • なんかパワー任せの原始的な手段と思うんだし?

  • ところが、チェスや将棋で人間に勝ったスーパーコンピュータが登場しているだろう。1997年にチェスのチャンピオンを破った「ディープブルー」や2012年に棋士に勝った将棋ソフト「ボンクラーズ」は基本的にこの方法が使われている。ある将棋ソフトは1秒間で3億手読むと言われているからな。

  • え、そんなシンプルな方法でチャスや将棋で人間を負かしていたんだし!?反則だし!?

  • この古典的人工知能の基本原理が考えられたのは1956年だ。当時のコンピューターでは簡単な迷路問題を解くことすら大変だったが、今のコンピューター能力はもはや驚異的だからな。また、歴史が長いだけあって研究が進んでるんだな。古典的だから出来ることが劣っている、というわけでは決してないんだぞ。

  • でも、なんかスマートじゃないんだし?人間みたいにひらめきでパーッと解答するのが美しいし?

  • コンピューターに「ひらめき」を実装するのはまだまだ不可能だな。というか、「ひらめき」がなぜ出来るかわからないしな。

  • こうぴーんとパーンとポーンとなことがわからないんだし?

  • 何を言ってるかわかんねぇよ!まぁ、古典的人工知能もまた進化していて、総当りで計算するにしてもどこから計算すれば一番早く計算できるか、どの時点で計算を打ち切ると良いか、などのテクニックがどんどん進化しているんだ。人間から見れば「一瞬のひらめき」的なものを感じることもあるだろうな。

  • でも、人間のひらめきとはどうも違う気がするんだし。

  • まさに「人間のように考えないが人間と同じように振る舞う」ということだな。そのひらめきを実装できるようになるのは「強い人工知能」ができてからかな。

  • でも、そんなに高度なことが出来るならなんで「古典的人工知能」なんて言われるし?

  • いいところに気づいただろ。それについては次回解説する。ただ、この人工知能の「マニュアルがないと何もできない」という欠点があるんだ。それだけは覚えておいてくれ。

  • わかったし!でも、全然モテることとの関連が見いだせないし…。

  • それについても次回だな!じゃ、飛ばしていくぞ!

  • もう帰りたいし…。

  • つづく!

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