黒い霧事件ってどんな芋焼酎なんだし?

ただしが黒い霧事件に興味を持ったようです 黒い霧事件や八百長,西鉄ライオンズを交えながらわかりやすく解説

2016/02/02

川紙 遊記

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黒い霧事件 八百長 西鉄ライオンズ スポーツ 賭博 渡邉恒雄 プロ野球 読売巨人軍

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  • 2015年オフ、野球賭博問題が話題になりましたが、今回はさらに時代をさかのぼり、球史に残る大事件「黒い霧事件」に焦点を当てていきたいと思います。

  • ぐぬぬぬ…。

黒霧w
黒霧島じゃないから!
  • どうした、ただし。

  • 野球選手が賭博をすることなんてないし。

  • え?

  • 野球選手が野球をネタに賭博をすることなんてないのだし。

  • もしかして…。

  • プロ野球選手にとっては、目の前に公式戦という、人生をかけた博打が転がっているのだし。 それ以外の賭け事になんて手を出すことなんてありえないし。

  • ただし、おまえ、まだ引きずってるのか…。 ?

  • たとえ二軍だったとしても、よみうりランドのジャイアンツ球場にだって、手に汗握る試合は開かれているのだし。

  • わかったわかった…。 。 でもよかったじゃないか、今回の彼らは、賭けの対象になるような試合には出れてなかった選手だし。まだ罪は浅いよ。

  • あたりまえだし! 八百長なんかしたら、読売巨人軍超永久完全無欠総裁神渡邉恒雄様がおゆるしくださるわけないのだし。

  • (何だその肩書は…) そうだな、もっと大事なところも許してくれはしないと思うし…

  • でも、選手たちは、成績によって年俸が決まるんだし。だから、自分でかってに試合に負けたりなんかしたら、損するだけだし。

  • いやいや、そうでもないぞ。 いま出た、野球賭博と、八百長が合わさったら…一つの儲け話ができる。

  • え、そんなの、スポーツマンシップに則ってないからいけないだけじゃないのかし?

  • たとえばだ、四国VS北陸のチームが対戦するという。その試合が野球賭博の対象のカードになってたとして、もし、北陸のチームのピッチャーが負けるように投球するとわかっていたら…? ただしは、どっちに賭けるかね?

  • うーん、勝つ方だから、四国に賭けるし。

  • そうだな。勝つとわかってるんだから、むしろいくらでも賭けられる。確実に儲かるのだから。その資金の一部を、負けるように投球するピッチャーに賄賂として渡したら…?

  • おお、プロ野球選手が、試合に負けたのに、お金がもらえてる!

  • そうなんだ、このシステムを使えば、野球の勝敗をコントロールすることで、確実に儲けの出るようにお金を操作できるんだ。

  • ということは…、ただし、気づいてしまったし。

  • ん?なにを?

  • プロ野球選手たちのだれでも、八百長をすれば、お金が儲かっちゃう…というこのなのかし?

  • うん、悪い胴元がいれば、いつでもそれが行うことは可能だ。

  • そんな…じゃ、ただしが見ている試合も、八百長の場合があるのでかし?

  • それは…今はない。なくなったはずだ。

  • え、昔はあったの?

  • 残念ながらあったんだ、それが「黒い霧事件」と呼ばれている。

  • ええ、それ聞きたい、教えるんだサトル!

  • オーケー、ただし、準備はいいかYO!

  • (今日は、サトルの目がおかしい…) よ…YO! か、かもーん!!だし。

  • 1960年代頃のプロ野球は、ある意味特殊な状況だった。1950年に始まった、セ・リーグとパ・リーグの2リーグ制。この時期になると対照的な状況になっていたんだよ。

  • 今とはどう違うんだし?

  • セ・リーグは巨人がV9をするなど、数々のスター選手も生まれ、人気はスポーツとしてではなく、国民的な娯楽の代表として、不動のものとなってたんだ。

  • へー。野球がそんなに人気あった時代もあったんだし…。

  • 当時の言葉に残されてるのが、当時の日本人が好きなモノを3つ上げると、 「巨人、大鵬(当時の横綱)、卵焼き」の3つだと言われていたくらい。 その筆頭に上がるほどだったんだ。

  • でな、その一方での、パ・リーグの不人気ぶりがひどかったんだ。 だから、同じ野球選手でも、どちらのリーグにいるかで、人気も収入もまるで違ったんだ。

  • へー、今はどっちも人気あるのになぁ。

  • だから、そこに、野球賭博や八百長などが入るすきがあったといえる。 だって、もう選手がやる気を失っているのだから。

  • 黒いものが迫ってきた…。

  • ただし、八百長をやる選手もプロ。そう簡単には見抜けないようにやっていたから、 噂はあったが、なかなか確証はつかめないままシーズンが幾つか過ぎていったんだ。

  • えー、きもちわるいし。

  • そして1969年事件は発覚する。きっかけは西鉄ライオンズ(現・西武ライオンズ)の助っ人外国人のカール・ボレスが「ウチにわざとエラーする選手がいる気がする」と、コーチや番記者に漏らしていたことがきっかけなんだ。

  • うわ、その外人、マジメ!

  • 同時に西鉄のフロント陣も、自チームの選手が八百長をしていることを察知し、極秘裏に調査を開始する。

  • フロントにとっては、勝手に負けられると困ることだから、一大事だし。

  • チームとして過去にもそういう噂があったことがあった。1967年シーズン中に、西鉄の1軍投手コーチが、関西の試合になると不審なピッチングをする投手陣に疑いを抱き、問い詰めたらしい。

  • 怪しい奴はいたんだし。

  • でも、その時は、選手は八百長をやってることを認めたにもかかわらず、中西太監督・球団に報告すると、「むげに選手を疑った」とされそのコーチは2軍降格処分となってしまったんだ。

  • そこまでは、選手をかばっていたんだし。

  • しかし、1969年。大阪での南海戦で打ち込まれたにも関わらず しれっと帰ってくるピッチャーに疑念を抱いた西鉄球団社長はその投手・永易将之を呼び出し問い詰めた。

  • ……で、どうだったし?

  • 永易は肯定も否定もせず震えたままだったらしい。これを見た社長は「こいつはクロだ」と確信したという。

  • ぎゃー、トバク!ヤオチョウ!イケナイ!イヤアォ!

  • そう。その調査の末、チームのエース格のピッチャーである、永易将之が公式戦のゲームの中で、 わざと試合に負ける「敗退行為」を行っていて、その背景には暴力団の存在があることも判明した。それによって、西鉄は即刻永易将之を解雇したんだ。

  • え、たぶんそれでは終わらないやつだし?

  • そう、あたり。 翌日にはマスコミが大々的に報道し、永易のところには取材が押し寄せた。 しかし、彼は「俺はやましいことはない。でもこうなった以上何を言っても聞いてもらえないでしょ」と言い残し、普段着のまま行方をくらましてしまった。

  • え、それ、明らかに暴◯団か球団が隠したんじゃ…。

  • そのへんは定かではないな。でも、波紋は大きかった。続報では、西鉄から中日に移籍した田中勉が主犯格ではないかという記事が出る。その後田中は、トレードに出されるが、引き取る球団が見つからないという理由で、自由契約となってしまったんだ。

  • それ、明らかにクビだし…。

  • また、西鉄球団社長や、当時の監督中西太も辞任を発表。 そして、日本野球機構のコミッショナーは永易に「永久追放」を宣告する。

  • 「永久追放」…すごい響きの言葉だし。

  • 更にこれでは終わらなかった。スポーツ愛好家の超党派議員が国会でこの事件を取り上げることを決定してしまったんだ。それをきっかけに、今度は警察が動き出したんだ。

  • うわ〜、ついにそうなったし…。

  • ついに捜査の手は永易に及び、彼は八百長の実施とオーナーから口止め料を貰っていた事、さらには八百長は自分以外にも手伝っていた選手がいたことを供述した。

  • 言っちゃった…し。

  • この後も報道が続くんだが、そこから先は、未だに正確なことはわかっていない。まさに「黒い霧状態」だったんだ。そんな球団からファンの足はどんどん遠のいていった。西鉄ライオンズの人気はガタ落ちになってしまった。これが最終的に、ライオンズが西鉄から西武に買われていって、地元も福岡から所沢へ移転したきっかけとなってしまったんだよ。

  • うわあ…でも一度付いたイメージはぬぐえないし…

  • お前も逮捕されすぎでイメージ悪いから そのうち移転することになるかもなww

  • そういうネタなんだし!!

  • おわり

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