第2話

全2話

旧約聖書って何が書いてあるの?いつどんなふうに出来たの?内容を読む前にざっと解説 第2話

ただしが旧約聖書を読むようです 旧約聖書や聖書,ユダヤ教を交えながらわかりやすく解説

2016/04/06

小野小餅

1

旧約聖書 聖書 ユダヤ教 世界史 宗教

  • facebook share
  • line
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 聖書とは何かを学んだただし。どうやら内容についても興味を持ったようです。まずは成立年代の古いユダヤ教の聖書【旧約聖書】から読んで見る事にしたようですが、一体どんな事が書いてある本なのでしょうか。見て見ましょう

  • というわけで図書館で旧約聖書借りて来たんだし。

  • またでっかいの借りたなぁ。

  • それが新約聖書は色々と、どこにでもあるんだけど旧約聖書ってそんなに種類出てない感じなんだし…。解説付きの本ってこんな感じのしかなくて。

  • ああ、そういうもんかもなぁ…。「旧約聖書の謎と不思議を追う!!」みたいなオカルト方面では結構あるようだが…。

  • それだし。ちょっと今回は謎とか予言とかUFOとかそっち方面はご遠慮いただきたいんだし。

  • まあ、でも神の預言ってだけで存在自体がオカルトみたいなもんだがな、聖書って。

  • まずはそこだし。「予言」と「預言」って何が違うんだし?

  • 字が違う。

  • だーかーらー、それは何故かって聞いてるんだーしー!!

  • 悪かった悪かった。首を締めるな、これから神の世界を堪能しようと言う奴が!

  • 危うくサトルを神のみもとに送り届ける所だったし。

www
  • ゲホゴホ。字が違うってのも別に意地悪で言った訳じゃないぞ。予言の「予」は「予報」「予測」の予だろう、つまりこれから起こるだろう事を述べる事。一方、預言の「預」は「預金」や「お預け」、つまり「神から預かった言葉」を述べる事なんだ。

  • なるほどだし。日本語故のややこしさなんだしねぇ。

  • ちなみに大体の宗教では予言者や似非預言者は死罪クラスの大罪だからな。

  • こ、心しておくし…

  • で、これはちゃんとした預言者のモーセが書いたとされる物が主体になっている。

  • 全部モーセさんが書いたんじゃないんだしね?

  • 聖書ってのは色々な時代の色々な人が「これは大事な事だ」と思って書いた物を厳選して載せてあるんでな。

  • アンソロジーってやつだし!

  • そういう事だな。で、モーセが書いた物とされるのが最初に並んでる【モーセ五書】、『律(トーラ)』とも言う。【創世記】【出エジプト記】【レビ記】【民数記】【申命記】。

  • よく聞く名前から、全く聞いた事のない名前まであるし。

  • まあ、創世記は皆大好きだよな。神様が世界を作って人間が生まれて地上で繁栄したり神の怒りで滅ぼされたりまた繁栄したりするまでの話。

  • あれ、六日働いて一日休んで終わりではいお疲れーって話じゃなかったんだし?

  • 終わったら話が進まないじゃないか。作った後、最初の人類が失楽園してあーだこーだっていう話…だったっけ、まあ後で読み込め。

  • 失楽園!?いきなり不倫小説!?

  • 「失楽園」を不倫の代名詞にしたのはあの靴下履かない男だからな!!それ以前はそんな意味で使われる言葉じゃなかったんだぞ!!

  • ふ、不倫テーマの娯楽作品としての「失楽園」はそれより前だったんじゃなかったんだし…っていうかサトル靴下男に何か恨みでも…?

  • いや、何でもない…。とにかく、原罪とかカインとアベルとかノアの方舟とか、日本でもお馴染みの物語がこの辺で書かれてる。

  • 最初からしっかりツカミはOKって感じだし。次の出エジプト記は?

  • これはモーセがエジプトで虐げられていたヘブライ人(ユダヤ人)を率いて「約束された地」カナンに帰る過程を書いた冒険小説だな。

  • そう言うとすごく面白そうに聞こえるしwww

  • ここで神様との10個の契約、十戎が出てくるので、そこそこ日本人にもお馴染みだな。

  • 明菜ちゃん可愛かっただしねぇ。

  • そっちでお馴染みかよ。で、続いてレビ記。これは十戎を守るために具体的な儀式はどういう風にすればいいかっていう手引書だな。

  • マニュアルもついてるのか、親切設計だし。

  • 次は民数記。まあ、各時代の人口調査表だな。

  • そんなデータまで付けてるのか!

  • 「何故こんなに人口が増減したのか」っていう物語も面白いんだよな、バラクとロバとか。

  • 読ませる為の仕掛けが満載って感じだし…。

  • 最後は申命記。これはこれまでの総まとめって感じだ。

  • なるほどだし。完成された美しい構成だし!

  • モーセ五書はこれで終わるが、続いてモーセの後継者の【ヨシュア記】、実はモーセはカナンには辿りつけて居ないんで、その後を継いだヨシュアの物語だ。

  • エジプト出てからまだずっと旅の途中だったんだし!?

  • というかカナンはカナンで別の民族が住んでた土地なんでな、そこを軍事攻略していく様子を書いた軍記物になっていく。続く【士師記】もそうだ。そして【サムエル記】でついにカナンを手にした民はそこに王を作り上げて行く。ここで建国の王『ダビデ』が出てくる。

  • ほーほー…。ダビデさんってあのソロモン王のお父さんだし?

  • よく知ってるな、そんな事。

  • 最近はまってるゲームで出てきた所だったんだし。

  • まあ、ゲームでも漫画でも、知識を得るには娯楽からが手っ取り早いもんな。この旧約聖書もそんな感じで広く読まれて行ったんだろう。

  • 確かに面白そうなんだしwww聖書って言うからもっと堅苦しい感じかと思ってたら、色んなジャンルの小説の詰め合わせだったって事だしw

  • 何も「宗教だから」って色眼鏡で見る事はないだろうな。まあ、信仰を持って大事にしている人も居る以上は必要以上に面白がって茶化すのもどうかとは思うが。

  • なるほどだし、気をつけるし。で、その後はどうなってるんだし?

  • えーと、この後は【列王記】。これはその名の通り、歴代の王様のお話だな。ソロモン王の後、国は北のイスラエルと南のユダ王国に分かれてしまうので、南北朝の物語って所か。

  • 本当、日本人向けに解りやすい感じなんだしねwwwww

  • この後は【バビロン捕囚】が起こって、聖書に書かれた王の血脈は途絶える。【イザヤ書】【エレミア書】【エゼキエル書】は捕囚時代に書かれたとみられて、「大変だけど皆頑張ろうねっ!」という激励メッセージ集…って言っていいかな、まあいいだろう。

  • まあ、補習は大変だったろうし…

  • そのネタは前にもやった。で、その後のずらずら並んでるのが「小預言書」って言って、まあ、今まで出てきた時代の王様や預言者による「神様からこんな事聞きました」的なショートストーリーをまとめてある。

  • ショートストーリー。

  • 後は副読本的に、【詩篇】【歌】と言う神様や人間、世界を賛美するための詩やら、【箴言】という「ちょっとイイ話」的な物まで当時の社会を生き抜くためのお役立ち情報が満載となっております。

  • ネットショッピングじみて来たし。

  • つい、勢いがついてしまった。ああ、後これ、【ダニエル書】。これも面白い。巻末特別付録としてつけたくなる気持ちがよく解る。

  • と、特別付録なんだし!?

  • 時代が時代なら袋とじでもおかしくないだろうな。

  • そ、そそそそ、そんなに、スゴイんだし!?

  • スゴいぞー。何せ黙示録だからな。

  • …目次???最後なのに?

  • 目次じゃない、黙示。「もくしろく」とも読むが。世界の終わりを書いた物語だ。

  • ドドドドド、ドラーゲナーイドラーゲナーイ(がくぶる

  • とまあ、天地創造のファンタジー小説から軍記物歴史物知恵袋に怖い話まで色とりどりに詰め込まれた宝石箱のような本がこの聖書ってわけだ。

  • なるほどだしー。これは読むのが楽しみになってきただし!皆にも読んであげたいけど全部となると大変そうだから面白そうな所をかいつまんで読んで見るから、皆も是非自分でも読んでみて欲しいだし!

  • ほんじゃまずは定番の【創世記】から行ってみようか。

  • おう!!だし!!

  • つづく!

旧約聖書って何が書いてあるの?いつどんなふうに出来たの?内容を読む前にざっと解説 第2話
Copyright © VOYAGE GROUP, Inc. All Rights Reserved.