小学生ただしが平賀源内と仲良くなるようです

学習塾もなかなかいいとこだし 平賀源内や天竺浪人,江戸浄瑠璃を交えながらわかりやすく解説

2016/03/18

みずの

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平賀源内 天竺浪人 江戸浄瑠璃 人物 森羅万象 オランダ語 本草学者

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  • 今日のテーマは「平賀源内」です。どうやら今回は小学生ただしがカーチャンに怒られるところからスタートです。

  • ただし!あんたまた0点じゃないの! 何で勉強しないの!

へー
  • ごめんカーチャン!
    ところで今日コロコロの発売日だから金くれし!

    ただし(12)
    ダメ小学生
  • 何言ってんだい!このままじゃあ、 今巷で噂のニートとやらになっちまうよ!

  • やめてくれし。そんな、社会のクズになるわけないしー。

  • とにかく、このままの成績じゃ 小学校の卒業も危ういよ!あんた塾に行きな!

  • ひー!勘弁してくれし!

  • ボビーロンドン学習塾

  • ついに僕も塾に通うことになってしまったし。 なんてことだし。舌噛み切って死にたいし…

  • はい!そこの新入生!この答えは?

  • (は?…これは日本語かし?…全く分からないし…)

  • なんだ君はこんな問題も分からないのかい。 冗談だろ?本当に小学生かい?

  • (もうダメだし。死ぬしかないし)

  • 先生!その問題、公式間違えてますよ!

  • なんだって!?

  • 本当に先生なんですかー?

  • ホントだなーうはははw

  • くーっ!!今日はもう自習だ!

  • あ、ありがとう。 全く分からなかったから助かったし。 僕はただしだし。

  • 僕は平賀源内。よろしく。

    平賀源内(12)
    博物学者・作家・画家・陶芸家・発明家
  • 源内くんは頭がいいんだし。

  • そんなことないよ。 この塾もお母さんに言われて来ただけだし。

  • ウチと一緒だし。 ん?そのラクガキなんだし? す…すごいし。絵描きさんみたいだし…

  • 褒め過ぎだよ。 ちなみに、この湯のみも作ったんだけどね。

  • 何で塾に湯のみか分からないけど、すごいし! 海原雄山だし!

  • 江戸中期の博物学者・作家・画家・陶芸家・発明家。あらゆる分野に才能を発揮した日本のレオナルド・ダ・ビンチ。本名、国倫(くにとも)。高松藩足軽白石良房の三男。24歳の時に藩の命令で長崎に留学、蘭学を修める。続いて江戸において植物を主にした漢方医学の“本草学”を学ぶ。

  • すごいし。源内くんの作品で 展覧会が開けそうだし。

  • 今度近所で開催しようと思ってるんだ。良かったら来てよ。

  • マジかし。既に決まってるんだし…

  • 1757年(29歳)、全国の特産品を集めた日本初の博覧会を開く。そのネタを使って「物類品隲(ぶつるいひんしつ)」という図鑑を刊行し、注目される。

  • 帰り道

  • いたいし!何も無い所で転んでしまったし!

  • ただし君、膝から血が出てるじゃないか!

  • こんなもんツバつけとけば治るし。

  • ダメだよ。うーん………あ。これだ。

  • ん?その雑草をどうするんだし?

  • これをすりつぶして塗るんだ。

  • なんだし!?ちょっと待てし! 本当に大丈夫だし。

  • いいから任せて。

  • (うわぁ…草臭いし)

  • よし。これで痕も残らないはずだよ。

  • あ、ありがとう…。源内くん、薬草とかの知識も あるのかし。幅が広いし。

  • まあね。でも、勝手にやると学校で怒られたりするから ちょっとウンザリしてるんだ。

  • (そりゃそうだし…)

    確かに窮屈だし。

  • 本草学者として有名になった源内は、高松藩の薬坊主格になる。しかし、藩の許可がなくては国内を移動できない事に不便を感じ脱藩する。この時、高松藩は源内を「仕官御構(おかまい)」に処した。これは他藩へ仕官することを禁止するものである。

  • 他にもやりたいことがいっぱいあるしね。

  • 源内はこの頃から「天竺浪人」を名乗るようになる。秋田秩父の鉱山開発、木炭の運送事業、羊の毛織物生産、輸出用陶器製作、珍石奇石のブローカー……たくさんの事業を興す。

  • なるほどだし。多才だし。

  • そうだ!これからウチに来ないかい? 見せたい物があるんだ!

  • (なかなかグイグイくる奴だし)

    じゃ、じゃあ遠慮なく行かせてもらうし!

  • 源内自宅

  • これ見てよ!電気を発生させることが出来るんだ!

  • 電気かし!?

  • それに、色々作ってそこらに置いてあるから欲しければもらっていって欲しいんだ。

  • げげげ!破魔矢まであるし!      

  • 静電気発生装置「エレキテル」、燃えない布「火浣布」、万歩計、寒暖計、磁針器、など100品前後の発明品を開発。実は破魔矢を考案したのも源内である。

                

  • 色々やってると楽しくなっちゃってさ。

  • 才能ってのはあるところにあるもんだし。

  • 他にも、日本初の洋風画「西洋婦人図」を描き、西洋画法を伝えたり、浮世絵の多色刷りの技法を編み出すなど、絵に関しても才能を発揮するのであった。

  • (そろそろ何だか悔しくなってきたし。人としてのスペックが違い過ぎるし…)

  • でも、さすがに文章は書いてないし。僕は毎晩ネットゲームの女の子を落とそうと……

  • いや、書いてるよ。

  • ダメだし。何一つ勝てないし…。

  • 文章を書かせても天才であった。35才の時に書いた『根南志具佐』や『風流志道軒伝』は江戸のベストセラーとなった。売れに売れ、重版は明治期まで及んだそうだ。

  • そんなことないよ。ただしくんの方がすごいところいっぱいあるよ。

  • (本当に思って言っているあたりがムカつくし。 ……)

  • (そうだ。こういう奴には一発下ネタぶっこんであげればおとなしくなるし!)

  • よーし!

  • なんだいいきなり服を脱いで!

  • さあさあ!さあ!今から自由自在に屁をこくし! 見ていて欲しいし!

  • どうしたんだい。ただしくん。

  • 止めないで欲しいし!これが僕たちのやり方なんだし!

  • う…うん…僕たちって僕もかい!?

  • もちろんだし。それじゃあいくし! 1!2!3!

  • プス〜〜〜〜〜

  • これは何だい?

  • 面目ないし…どうしようもないスカしっ屁しか 放出されなかったし。

  • いや。いいね。これを題材に本が出来るよ!

  • マジかし!

  • なんと『放屁論』というおかしな書も出していた。

  • そうだ。ただしくん、ご飯食べて行くかい?

  • そんな。悪いし!

  • …で、メニューは何だし?

  • ウナギの蒲焼きだよ。

  • 「土用の丑の日はうなぎを食べると元気になる」は、蒲焼屋の知人に頼まれて源内が考えたコピーである。実はそれまで夏にウナギを食べる習慣すらなかったのである。

  • なかなか面白い奴だったし。 でも教室ではあまり友達がいなそうだったし。 まあ、僕が友達になってあげればいいし。

  • 多方面にわたる才能を持ちながら、変わり者扱いされて受け入れられないことも多かった。源内も徐々にそんな世間に冷笑的になっていく。著作では封建社会をこきおろしたり、幕府行政の様々な矛盾を痛烈に暴露していった。

  • ボビーロンドン学習塾

  • 今日も塾で憂鬱だし……しかし、源内が来てないし。 

  • コラ!ただし君。ボーっとしないでこの問題に応えなさい。

  • あー…はい。

  • もう源内は助けてくれないぞ。

  • どうゆうことだし? 

  • 捕まったんだよ。

  • え!!

  • 1778年、源内に悲劇が起きる。自宅を訪れた大工と酒を飲み明かし、源内が夜中に便所へ行こうとすると、建築設計図がない。人間不信になっていた源内は「盗まれた」と勘違いし、斬り殺してしまう…発狂した源内は、牢内で獄死してしまうのであった。51歳であった。

  • 墓地

  • いくらなんでも早過ぎるし。

                                                                     

  • ああ非常の人。非常のことを好む。行ないこれ非常なり、なんぞ非常に死するや。

  • ただしは源内の墓標に刻むのであった…

    実際に掘ったのは杉田玄白なんですけどね。

  • おわり

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