第3話

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対立軸はたくさんあるし…イギリスがEU離脱。ただしは、いい湯で脱衣しているようです。 第3話

ただしもボビーロンドンから独立? EU離脱やイギリス,孤立主義を交えながらわかりやすく解説

2016/06/27

中本二郎

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EU離脱 イギリス 孤立主義 地方 都市 老人 グローバリズム 離脱 残留 移民 EU ポピュリズム ヨーロッパ

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  • 温泉街、布院で、イギリスのEU離脱について語る、ただしとサトル。ネットで一番ゆるふわなEU離脱解説になっている感じがしますね…

  • ふ〜〜… サトルがあんまりショッキングなことばかり言うから、また温泉につかってきたし。

  • ただ入りたいだけだろ。

  • 資本主義民主主義も終わっちゃうんだし…。 僕はこのまま由布院に骨をうずめて浮世から離れて暮らすし。

  • 宿代は自分で払えよ。

  • それはできない相談だし。 まだ資本主義は死んでないし。

    で、いつなくなるんだし? 資本主義。

  • なくなるなんて言ってないだろ。 資本主義とは何か、が問われてると言ったんだ。

  • なーんだ。 今日から資本主義が無くなれば、ここの宿代もなくなってサトルも助かるし。

  • そんなわけがあるか。

    まだ、国民投票で離脱派が僅差で勝った、という段階だ。 なんと、現時点ですでに200万もの再投票を求める署名が集まってるんだ。

  • ええっ! 今やったばっかりじゃないかし!!

  • 残留派の反発はもちろんのこと、離脱派の中にも、まさか勝っちゃうとは思わなかった…やべえ…という層も一定数いるんだ。

  • そんなこと決まっちゃってから言うなし!!

  • しばらくは混乱が続くだろうな。

    もしこのまま離脱が決まれば、という仮定でこの先を考えてみよう。

  • ドキドキするし…。 ここの宿代がタダになるかどうかの瀬戸際だし…。

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  • だからそうはならねえよ。 むしろ、ユーロやポンドが急落して、円の信任が高まってる。 しばらくは円高になってゆくだろうな。

  • そうだな。 だから、参院選を前に、日本も大混乱だ。

    与党は、こうなることは予見してたから消費増税延期は正しい、と言うし、野党は円安にならなかったからアベノミクスは失敗だと言うし…。

  • うーん…。 予断を許さないし。

  • イギリスとEUの関係でいえば、イギリスは2年の猶予の間に、EUとの様々な経済協定をリセットし、新たな協定を結ばないとならない。

    もちろん、なるべく有利な条件にしたいわけだが、EUとしたらそうはいかない。ここでイギリスを甘やかしたら、他の加盟、特に経済的支柱になっているドイツやオランダなどでも離脱の国民投票を…ということになるのは明らかだからな。

  • あっ… たしかにそうだし。 他の国でも同じような動きはあるし?

  • そうなんだ。 ずっとイギリスのライバルであるフランスでも、女性党首マリーヌ・ルペンひきいる保守勢力、国民戦線が台頭している。

    EUのリベラル路線に対抗した保守勢力は各国にあって、移民との摩擦が起きている。

    オーストリアでも4月24日に投開票された大統領選挙で、難民対策の厳格化を訴える極右政党の候補が首位となって決選投票進出を決めたんだ。最終的には緑の党に僅差で敗れた。

  • えー!由布院からウィーンが心配になっちゃうし。 ヨーロッパがバラバラになってしまうし!! どんだけ対立してるんだし!!

寅さん
  • 国によって、対立の構図は違うけど、いま世界的に対立構造ができているな。

  • いろんな対立がありすぎて混乱するし!

  • そうだな、整理すると。

    1.EU加盟にメリットある層 × EU加盟の恩恵のない層。

    EU離脱をすれば、金融センターとしてのイギリスの立場がおぼつかなくなる、という主張と、特に恩恵は感じなくデメリットしかない、という主張だな。

  • これが一番大きそうだし!

  • 次に、

    2.ポピュリズム × エリート主義。

    イギリス人の生活が苦しく、雇用が圧迫されているのはEUのせい、移民のせいという主張を支持する層と、その馬鹿げた主張が誤っているという層。

  • うーん…。 僕は生活の苦しいエリートだからどちらの気持ちもわかるし。

  • どこがだよ。ブルボンのエリーゼも買えないだろ。

  • 次が、世代間の溝。

    3.若者 × 老人

    これは日本もまったく対岸の火事ではないな。 むしろ、少子高齢化は日本のほうが急だから、無視できない。 若者の過半数がEU残留を支持、65歳以上が離脱を支持。

  • 自由にEU圏内を移動できるメリットは、やはり若者のほうが享受できる。立場的にも体力的にも制限され、さらにEU以前を知っている高齢者との差は大きい。

    今回も、「USBも使えない世代のせいで離脱することになった」と揶揄されている。

  • なるほどだし。 日本の年金問題とか、他人事じゃないし。

  • そして、ロケーションの問題。

    4. 都市 × 地方

    日本でも、依然として一票の格差が違憲状態のままだからな。 アダムズ方式 が提唱されているが、東京と地方の人口格差は広まるばかりだ。

  • たしかにそうだし。 でも、ロンドン市長はたしか離脱派だし?

  • いや、それは前市長のボリス・ジョンソンだ。

    残留派の間では天敵のように見なされている。

    むしろ、現市長は初のパキスタン移民のイスラム教徒。そのくらいロンドンはリベラルなんだな。 離脱の場合、ロンドンはイギリスから離脱するという話も出てきている。

  • そんなことになったら大変だし!! ベルリンじゃなくてロンドンの壁ができちゃうし!!

  • そうだな…。 そんなことにはならないと思うけど、何が起こるかはわからない。 そして、最後は。

    1. グローバリズム × 孤立主義。

    これは、トランプ氏の構図と同じだな。 国際化なんかより、自国が守られるほうが大事だ、という対立。 世界への影響でいえば、これが一番大きいかもしれない。

  • 他の国も、協力体制をやめてバラバラに引きこもっちゃうし。

  • そう。金融業界、多国籍企業グローバル展開できることが命綱だからな。

    現イギリス内でも、いちど住民投票で否決されているスコットランドが、再びEU残留をかかげて独立投票をするべきという声もあがっている。

  • イギリスが解体しちゃうし!

  • 現に、スコットランドのニコラ・スタージョン首相は、EU残留派が多かったことから、受けてイギリスからの独立をに示唆する発言もしている。

    United Kingdomは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドから成る連合王国だから、溝は深まるだろうな。

  • まさかこんなことがあるなんて考えてもみなかったし…。 歴史の1ページを目撃してるし!

  • まぁ、国がくっついたり、離れたりするのは歴史上いっぱいあるよ。

    沖縄だって琉球王国の時代から、アメリカの占領下となり、日本に返還され、いまだに基地問題で溝がある。

  • たしかにそうだし…。

  • それに、ソビエト連邦が崩壊して、ロシアと周辺諸国になったのなんて、まさにそれだ。

    中東では、サイクス・ピコ協定で国境線を引いてから、いまだに混乱を極め、ボーダーレスなイスラム国が台頭した。

  • 世界中で起こりうることなんだし…。 日本は分裂しないといいし。

  • そうだな、ネットが普及したことで、地縁的なコミュニティの意義が少なくなったことも、根底にあると思うぞ。

    だって、ネットを使いこなせる若い世代からしたら、自分はどこの国民か、っていうことより、なんのSNS使ってるかのほうが、大きな意味合いになってきてないか?

  • えー! それはおおげさだし!

  • じゃあ、おまえのIngressのデータ消してもいいか?

  • だめに決まってるし!! Ingressのデータは僕のすべてだし!

  • …ほらな。 ネットがあれば、どこにいても物が売買できる。世界中の人と交流できる。翻訳もできる。情報も入って意見交換もできる。

    これらが、これまでは地域のつながりの中にしかなかったんだ。 地域のつながりから、国家が生まれているわけだ。

  • うーん…。 確かにそうかもしれないし。 大変なことだし。

    いずれ、バーチャル国家でどこの住人になるかスマホで決める時代になりそうだし!

  • …いずれそんなこともあるかもしれない… という、今回のお話しだ。

  • こうしちゃいられないし、僕もロンドン独立、いやボビーロンドンから独立して離脱するし!

    独立して、ただしを取り戻すし!

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  • お前は歴史上、独立して存在したことがないだろ。

  • サトルとのコンビだから僕はパッとしないんだし! ピンで勝負すれば、くまモンやふなっしーくらい稼げるんだし!

  • まずは親から独立しろ!

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