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いつものようにルノアールでまったりしているただし達。
この居心地のいい空間について、そして未来についてさらに掘り下げます。
国産コーヒーチェーンの砦、銀座ルノアールはこれから第二創業を迎える!
柚子ジャムトーストおいしいし〜。ルノアールってなんかすごい会社だし。 銀座ルノアールや水出しアイスコーヒー,喫茶室ルノアールを交えながらわかりやすく解説
2016/12/12
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と、いうわけで結局全部サメに喰われちゃったってわけさ。
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はっはっは、これがほんとのフカいい話ってわけだね。
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Zzz…。
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…せっかくいい話してんのに、寝てやがる…。
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しょうがないさ、ルノアールは居心地が良すぎるからねー。
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ルノアールの歴史についてはこないだ話してやったんだけどな。
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へぇ〜、興味深いね。
是非知りたいね。
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そうだねー。ざっくりおさらいすると、ルノアールの歴史はなんと50年を超える。
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へえ!そんなになるんだ!
半世紀じゃないか。
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そう、ルノアールは、もとは花見煎餅という1955年設立の東京は中野区のおせんべい屋さんから始まった。
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そうなんだー。
なんだか意外だね。
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今でも、こぶ茶を頼むと、おかきが付いてくるところに名残が残ってるよ。
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ほんとだ。
680円!?
コーヒーより高いじゃないか。
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馬鹿野郎!!!!
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!?!?
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叩くことないじゃないか、しかもただし君を。
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ルノアールはなぁ、コーヒーや昆布茶などの液体を売ってるところじゃないんだよ!
空間提供業なんだ!
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…。
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…。
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Zzz…。
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また寝ちゃったぞ…。
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うん、今のただしを見ればわかるように、この居心地のよさ、ホスピタリティーこそがルノアールの商品なのだ。
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すごいね、マニアだね、サトル君。
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そりゃそうだよ。
どんだけルノアールに通ってると思ってるんだ。
見ろ、このルノアールEdy。
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ルノアールEdy!こんなのあるんだ。
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そりゃそうだよ。
会計から10%引きになるんだ。
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それは大きいね!
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さらに!月曜には15%引きになるという驚きの特典が。
だから真のルノアーラーは月曜に集結するんだ。
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確かに今日も月曜だね…。
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ルノルノ火水木ルノルノ、がルノアーラーの一週間だ。
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行き過ぎだよ!
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話が逸れたね。
それだけルノアールは第二の我が家と言えるほどのホスピタリティーがあるということだよ。
日本語で言うと、お・も・て・な・しってところだね。
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…なんかすごく懐かしいね。
確かに、ただし君は完全に我が家のごとく寝てるね。
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Zzz…。
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これも、初代社長の小宮山正九郎氏の哲学によるものだ。
あくまで空間提供業である、というものだね。
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なるほど、単なる飲食業ではないってことだね。
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初代社長は惜しくも最近亡くなったが、ルノアールの理念は、二代目の小宮山文男社長、そして三代目の現・小宮山誠社長へと引き継がれている。
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すごいもんだねーー。
どこかの家具屋さんなんて…
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…それ、ただしも同じこと言ってたから。
このスムーズな世代交代劇を支えたのは、番頭の猪狩元専務、現副社長だ
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縁の下の力持ちっているんだね。
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お茶、お取り替えしま〜す。
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あ、どうも。
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この、お茶を替えてくれるシステムがすごいよね。
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ホスピタリティの極みだね。
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ご注文はよろしいでしょうか?
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んー、僕はいいかな。
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Zzz…。ゆずジャムトースト…。
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お、起きてる…?
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Zzz…。
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寝ながら注文してやがる…。
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…もはやルノアールの達人の域だね。
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こいつは俺のおごりだと、ものすごいルノアーラビリティを発揮するんだ。
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そんな言葉あるのか…。
ルノアールのホスピタリティ重視なことはよくわかったよ。
それで、新社長はどんな方なんだい?
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良い質問だね。
三代目は、1974年生まれの42歳という若さだ。
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すごいねー…。
ルノアールって上場企業なんでしょ?
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うん、銀座ルノアールとして上場している。
2013年にキーコーヒーが全株式を取得して傘下となっているけどね。 ちなみに、株主優待としてこの飲食券がもらえる。
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株も持ってんのかよ!
どんだけ好きなんだよ!
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柚子ジャムトースト、お待たせしました〜。
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お、来たし。
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いきなり起きたな!
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…いつものことだ。
このトーストの香ばしい香りと柚子ジャムの甘い香りが混ざり合うと、こいつは起きる。
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いただきまーすし!
サクサクッ!レロレロっ!ハムハムモグ〜〜〜!
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なんて幸せそうな顔なんだ…。
寝起きとは思えない。
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ルノアーラーズ・ハイというやつだね。
寝起きに熱いお茶でかきこむ柚子ジャムトーストはルノアーラーにとって至福の瞬間だ。
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もぐもぐはぐはぐ…
何の話をしてたし?
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ルノアールの歴史について語ってたんだよ。
そうそう、50年の歴史をもとにEdyやWifiなど、最新のニーズを真っ先に取り入れてるのもルノアールの特徴だな。
最近話題のコールドブリューコーヒーなんて、ほら、見てごらん。ルノアールでは水出しコーヒーが名物メニューになっている。
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たしかに。
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もぐもぐ…
伝統と革新をバランスよくミックスしてるのがルノアールが半世紀続いている秘訣なんだし。ごくごく。
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今まで寝てたのにわかったようなこと言いやがって。
で、新社長の話をしてたんだった。
新社長は、1998から銀座ルノアールに入社している。
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1998年ってことは…もぐもぐ
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25歳くらいからだね。
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その後、8年後には、現花見煎餅の取締役となっている。
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30代前半で!すごいしー。
社長のご子息ってだけじゃそこまでスムーズにいかないし。
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そして第二営業部長を経て、2012年にはブレンズコーヒーを運営するビーアンドエムの社長となる。
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ブレンズコーヒーはどんなお店だし?
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青山にあるよね。
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青山は行ったことないし…。
青山に行く服がないし…。
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ブレンズコーヒーのコンセプトは「hand crafted quality you can taste」、手作りのおいしさ”と“おもてなしの心”だ。
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まんまルノアールイズムを受け継いでるねー。
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行ってみるとわかるけど、ルノアールとは見た目はぜんぜん違うけど、居心地の良さはかなり近いものがあるよ。 ブレンズコーヒーでは、人が集う場、コミュニティであることと、一杯ずつバリスタが手で入れるということにこだわった。
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もぐもぐ…。
まさにおもてなし、だし。
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誠氏みずからもラテアート教室を開催したりと、精力的にホスピタリティを深めていった。
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すごいねー。
経営者の鑑だ。
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そして、本家ルノアールでは行わなかった、フランチャイズ展開を目指している。ルノアールは、すでに押し寄せているコーヒー界の黒船に対抗するべく、第二の創業を迎えているのだ!!!
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なんというルノアール愛…。
なんだか感動してしまったよ。
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銀座ルノアールだけでも、喫茶室ルノアール、カフェルノアール、カフェミヤマ、ニューヨーカーズカフェ・ミヤマ珈琲・瑠之亜珈琲と業種は増え続けている。 そこに、ブレンズコーヒー、さらには六本木アマンドもキーコーヒーが買収し、国産コーヒーチェーンの一大船団ができあがりつつあるのだ!!!!
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いやー、すばらしかった。
ルノアールを見る目が変わっちゃうよね。
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わかってくれればいいんだよ。
今日からルノアールEdyを作るんだ。
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うん、そうするよ。
何度も来るならお得だからね。
ただし君はもう持ってるの?
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Zzz…。
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腹いっぱいになったら寝てる…。
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…ルノアールのホスピタリティに徹底的に甘える、これもルノアール道だな…。