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相対性理論って良く聞く言葉だけど、実際に説明して! と言われるとできないという法則。ということで、相対性理論に興味を持ったただしがきっとわかりやすく説明してくれる「はず」です……。
光より速いものってあるの?ただしが相対性理論について語りたいようです
光より速いものってあるの 相対性理論や一般相対性理論,アインシュタインを交えながらわかりやすく解説
2016/03/17
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あ〜〜〜〜〜あ、超えてみたいし〜〜〜〜〜〜〜〜!
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こええよ! なんなんだよ急に。超えるって? 力士の体重を超えたいとかそういうことか?
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違うし!!!! もっとカッコいいことだし!
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う〜ん、お前が超えるって言えばそれくらいしか浮かばなかったんだけどなあ。超えるっていうか「肥える」って感じだもんな……。
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ムキーーーーーー! ボクだって結構哲学的に考えることだってあるし!
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わかった、わかった。で? 何を超えたいんだ?
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フフッ、ついに聞いてしまったし? このミスターフラッシュに。
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フラッシュ? アメリカンコミックの世界最速のヒーローってことか?
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まあ、そんなところだし、ただ、彼よりも早く動きたいんだし! つまり、ボクは光速を超えたいんだし!!!!!!! シュワッッッッッ!!
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おうおう、ただしさんよう。そりゃあ無理ってもんだぜ。偉大なる科学者、アインシュタイン先生が言っているように、どんな物質も光の速さを超えることはできない、ってな。
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そんなの知っているし!! ボクはこう見えてもそういう分野に結構強いんだし!
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本当か〜〜〜〜〜?
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本当だし!
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じゃあ、読者の皆様に相対性理論についてわかりやすくお前に語ってもらおうかな?
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へっ? あ、ええーーーーっと、まずは、光の速さについてお話したいし〜。
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またすごいベタな所から始めるんだな……。まあいい、どんな事も基本からだな。
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そうだし〜。じゃあ、サトルは光がどれくらい速いか知ってるかし?
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色々な例え方があるけれど、一番わかりやすく言うと1秒間に地球を7周半って感じだったっけか?
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ピンポーン! 正解だし! でもそれがどうしてだかわかるかし?
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どうして? それにどうしてもこうしてもあるのか?
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これだから相対性理論の素人は困るし。
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じゃあてめえが説明してみろよ!!
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いいし〜、まず、速度が出ている物体は通常の状態よりも重くなるし。例えると、人間でも車でも、止まっている時よりも、走っている時の方が重くなってるし! 重いということは走るのが遅くなるし。
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う? うん。わかるようでわからないが、わかる気もする。
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簡単な話だし! デブは遅い、痩せは速いし!
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あ、うん……。
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で、仮に、それでもデブでも、つまり重くても頑張ってスピードを出して走ったとするし。そうなるともちろん相対性理論で言えばそのスピードに比例して重くなるんだし。そしてついに仮に光の速度で走れたとすると、その重さは「無限」になるんだし!
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な、なんだか混乱してきたぞ……。俺。
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無限の重さということは、体が重すぎる。なので、光以上のスピードでは走ることはできない!! という理論に行き着くんだし!
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ごめん……。全くわからない……。が、きっとそういうことなんだろうなってのはわかる。
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サトルはダメだしーこんなのまだまだ相対性理論の序の口だしっ!!
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ま、まだあるのかよ……。
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もちろんだし! じゃあ次は、光の速度に近いスピードで動く物体は時間の流れが乱れて、遅くなるというやつだし。
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あ、それはなんか聞いたことあるような気がする。スターウォーズだったか、スタートレックだったか?
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サトル!!ボクはサイエンスフィクションの話をしているんじゃないんだし! 遊びじゃないんだし! 物理の法則、真実について話しているんだし! 茶化したらダメだし!
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す、すまん……。でも、科学の難しい話とか宇宙の話って、答えが出ていない部分があるからこそ、何かに例えて説明するのが基本だと思うんだよなあ。
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まあ、それは否定しないし……。
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だから、映画でもなんでもどんどん使って例えて伝えることが大事だと思う。だってよう、お前がさっき光の速度を超えられないというのを説明したのも、車とか人間とかに例えているわけであって……。
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グヌヌヌヌヌ……。まあ、そうだし……。
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まあいい、それじゃあ、光の速度に近くなると時間が遅くなるについて説明してくれよ。
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もちろんそのつもりだし! まず、すべてのものには「速度」が存在するんだし。コピー用紙だろうが、椅子だろうが、ヘッドフォンだろうが、車だろうが、パンツだろうが、電車だろうが、除湿機だろうが、そして、そのものの部品すべてにも。
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う、うん……。まあ、そうなのかな?
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そして、その速度が速ければ速いほど時間は遅く流れてるし。 でもでも、その量というのは人間の感覚では把握できないんだし。
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う〜〜〜ん……ウ〜〜〜ン。
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しかし! 仮に光の速さで移動するものがあれば、それを人間でも判断できるくらい時間が遅くなったのがわかるし!
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グムムム……。それを見てみたいけれど、見ることはできない。つまり、俺はそれを頭ではなかなか理解できない。自分が悔しいぜ!
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ちなみに、サトルは相対性理論には大きく分けて2つになるのは知っているだし?
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…なんだか腹立つな。どこで聞きかじったのかわからんが。
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仕方ないだし……。ええと、相対性理論は大きく分けてだしが、「一般相対性理論」と「特殊相対性理論」に分けることができるし。
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はぁ、うん。で? それがなんなの?
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なんなの? と言われるとなんでもないんだしが、まあわかりやすく説明すると、
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ほうほう!
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光速を超える物質は存在しない。という理論は特殊相対性理論に当てはまるんだし。 そして、重いものの周りでは時間はより遅く流れる、空間が歪むというのは一般相対性理論に当てはめることができるし。
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ヒエーーーーーー! 違いが全くわからねええええ! なんとなくだけど、光関係は特殊で、重さ関係は一般って感じなのか?
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まあ、ボクはそういう風に思ってるし。
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光と重さ。という風に考えてみると、世の中のすべてのものに当てはまる、根源的な理論という感じがしてくるな。最強って感じだ!
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そんな子供みたいな言葉で語ってはいけないだし! 最強だなんて。コロコロコミック的だし!
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っていうけどさ、でも俺はそれでいいと思うんだよね。だってさ、どんな理論だってそれを人間の生活に活かすために生まれたものなのは確かじゃないか? だったら、こういう風にわかりやす過ぎるかもしれない言葉を使って、どんどん興味を持つ人を増やすことが一番大事だと思うわ、俺は。
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まあそうだし……。相対性理論でもなんでも語ってカッコつけるために存在するものじゃないのは確かだし。
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そうだそうだ! そういう気持ちだけが光の速度を超えるんだ!
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いや、それは違うし。気持ちというのは人間の脳のニューロンを伝達して初めて、言葉とかになるわけだし、だから物質を介しているんだし。つまり、それは速度としては光を超えていないんだし。
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こいつを光の速度を超えて飛ばしてやりたいわ……。
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そんな怒るなし。
ちょっとぽっちゃりなボクは重さ担当、おでこがまぶしいサトルは光だし! ボクの負けだし〜。
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光より手が速いし!!
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おわり