今年ノーベル賞を受賞したイベルメクチンって、あれ何だし?

日本人がノーベル賞をもらったんだし! イベルメクチンやノーベル賞,オンコセルカ症を交えながらわかりやすく解説

2015/12/15

tofu

2

イベルメクチン ノーベル賞 オンコセルカ症 自然科学 大村智 疥癬 フィラリア 寄生虫

  • facebook share
  • line
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 2015年の大きなニュースの一つとして、大村智氏の風土病薬「イベルメクチン」実用化がありました。何故か急にただしが気になっているということなのですが、ちょっとあやしいですね。まぁでもいい機会なので、この「イベルメクチン」とは何なのか、何がスゴイのかというところを、一緒に見ていきましょう!

  • ふんふ〜ん!今日は珍しく教授にも褒められて気分がいいし!

  • まあ遅刻魔のお前が今日に限ってきっかり時間通りに来ただけだけどな。

  • なんだなんだただしだけ褒められたからって僻んでるんだし!?見苦しいし〜!

  • ねーよ。そんなんで褒められても俺は嬉しくない。俺にはもっと大きな野望があるからな。

  • え?初耳だし〜。どんな野望だし?

  • ふっ・・・・・・それはな。

  • あのー、お二方、ちょっとお時間よろしいでしょうか?

    (インタビューアー :ゆりか)

  • はい?

  • もちろん!(逆ナン・・・・・・?)

  • ちっ・・・・・・まあいいや。

    ボビーロンドンTVの者ですが、取材をさせていただけますでしょうか。「2015年の一番の衝撃ニュースはなんですか?」というテーマなのですが。

  • え、あ、も、もちろん!えーっとただしにとっては……

  • あ、あなたではなくてできればお連れの方にお答えいただけると。

  • え?

  • え、俺ですか。ん〜そうだな、やっぱり2名の日本人がノーベル賞を受賞したことでしょうか。得にノーベル生理学・医学賞のイベルメクチン開発は・・・・・・

  • 本当に彼は素晴らしいよね!僕もそう思ってたし!

    (な、なんだ・・・・・・?おいしいところもっていきやがって・・・・・・ノーベル賞受賞した日本人がいることくらいは知ってたが、イベルメクチン?オンコセルカ病?ってなんだし?)

www
  • ではこのへんでもういいっすか?そろそろ寒いんで。

  • ええ。取材の承諾、素敵なコメントありがとうございました!

  • 僕とは違ってめっちゃにこやかな対応だったし・・・・・・。な、なんなんだし!

  • やっぱり万年遅刻魔のお前にテレビ取材は早かったなwwwwざまあww

  • 遅刻魔は関係ないし! かー!この僕の魅力が分からないなんて!悔しい!悔しすぎる! サトル・・・・・・ところでイベルメクチンってなんだし!?

  • おいおい、冗談だろ?そんなの常識じゃないか。数億人をオンコセルカ病による失明の恐怖から救った薬だ!

  • そ、それ!オンコセルカ病って何なんだし!?

  • 一言でいえば回旋糸状っていう寄生虫の幼虫が体内に入って激しいかゆみ、リンパ節の腫れ、最悪の場合視力に異常が起こって失明、なんてことになってしまう。

  • ひ、ひえ〜!寄生虫!?虫が体に入るなんて想像しただけでも恐ろしいし・・・ひぃい・・・・・・ しかもそんな虫のせいで目が見えなくなるなんて嫌だし〜!

  • この病気のもうひとつ怖いところは、この病気は寄生虫に感染した蚊に何度も刺されることによって発症してしまうから、いつ自分の身に異常が起こるかほとんどの人は分からないってことだ・・・・・・。

  • じゃ、じゃあいつかただしもそうなってしまうってことだし?嫌だし〜!

  • オンコセルカ症は主に熱帯地域で発生するものだし、感染者の99%以上はアフリカの国々なので、とりあえずお前は大丈夫だぞ。

  • 日本では起こらないのか・・・安心したし。でもその寄生虫はやっつけないとダメだし!

  • オンコセルカ病を撲滅するなら寄生虫よりもそこらじゅうにいる蚊を駆除していって自分が刺されないようにすればいい。

  • それじゃあ真夏の蚊ハンターと呼ばれたただしの手が役に立ちそうだし!

  • 手で一匹一匹つぶすと?バカだな〜無理無理!

    蚊ってもんは小さいしすばしっこいしすぐ増えるし、殺虫剤や虫よけスプレーを使ってもそう簡単に根絶できるもんでもない。

  • ちりも積もれば山となるというし・・・・・・。

  • 人間の手じゃ追いつかねーよ!

    そこでもう20年以上前から、WHOと連携しながら感染地域に住む人々に薬を投与して、寄生虫に対処している。

  • あ、もしかしてその薬が。

  • そう、イベルメクチンってわけだ。この薬のいいところは、副作用がほとんどない上に年に2回飲むだけで効果が得られるってとこ。

  • 年に2回!?風邪ひいた時はたいてい毎日薬飲むのにそれだけでいいんだし?お手軽だし!

  • うむ。これを作ったのが北里大学特別名誉教授の大村智さんで、自ら日本全土で集めた、土の中の菌から発見したそうだ。

  • すっげ〜!日本の土から見つかった微生物がアフリカで人を救ってるってすごいロマンだし!

    でもアフリカで使われてるならただし達には縁のない薬なんだし?

  • いや、オンコセルカ病は馴染のない病だし日本でかかることもないが、イベルメクチンは決して日本人に関わりがないわけじゃない。

    ・・・・・・むしろ、もともとはオンコセルカ病とは別の病気の治療薬として活躍していたんだ。

  • ええ?本当だし?

  • 最初はヒトじゃなくて家畜の寄生虫駆除のためにイベルメクチンが使われてたんだ。 今でも日本では疥癬や犬のフィラリア症予防としてイベルメクチンがよく使われてるぞ。

ふむふむ
  • ちょ、ちょっと待った!ただしに読めない漢字が……!

  • 疥癬か?すまんすまんww読めなかったかww 「かいせん」って読む。こっちはダニが皮膚に住み着いてかゆくなる病気だ。こいつはダニだけじゃなく、ヒト→ヒト感染も成り立つ。

  • バカにすんなし!!!ヒトーヒト感染?
    風邪みたいにヒトからヒトに移っちゃうってことだし!?

  • そういうこった。国内でも8~15万人が毎年感染してるらしいから、俺たちもただごとじゃないぜ。

  • 体がかゆくなるだけだし?そんなん薬使わなくても楽勝だし〜!

  • と、思うだろ?ところが蚊に刺されたのとは違い、疥癬は皮膚のダニを駆除しないかぎりずっとかゆいままだからそれはもう辛いらしい。いままでは全身に軟膏を塗り続けなきゃならなかったんだが、今はイベルメクチンを数回飲めば治るものになった。

  • それじゃあフィラリア症っていうのももしかして寄生虫・・・・・・

  • ご名答!正確にはリンパ系フィラリア症って言ってな。こいつも蚊に刺されることによって寄生虫が体内に入り寄生する。

  • む・・・・・・寄生虫ってのはやたら蚊に頼ってくるんだし〜!その寄生虫はどんな悪さをやらかしてくれるんだし?

  • それが寄生虫ってもんだ。リンパ浮腫が主だが、進行すると足の皮膚が象みたいに腫れあがる象皮病を引き起こす。

  • 象皮病・・・・・・そのままだし・・・。

  • もともとこういう病気にイベルメクチンが使われてきたが、あるときにオンコセルカ病にも効くことが分かって新たに多くの人に使われるようになったってわけだ。

  • その結果が認められてノーベル賞につながったわけだし!

  • ああ!同じ日本人として尊敬するし誇らしいさ! 1年に2500個所の土を採って、その中の菌をさらに分析して・・・・・・寄生虫駆除に効果的な物質を偶然見つけたそうだから奇跡としかいいようがないよな。

  • ひえ〜2500個所!いやはや、努力の賜物だし・・・・・・。

  • そして、数日後……………

  • お、見ろよこのコーナー、この前取材うけたやつじゃないか?

  • え?あ、ほんとだし・・・・・・。

  • 録画録画っと。ふっ、テレビに出るならもっと恰好キメときゃよかったなー

  • チッ・・・・・・どうせ変な顔で滑りまくってるし。

  • おいおい僻みは見苦しいぞ〜。

  • ・・・・・・インタビューに答えてる人、やけにイケメンが多いし・・・・・・。 ねえいつになったら出るんだし〜?

  • やはりテレビに出るのは選ばれた人物でなければな・・・。待ってろそう慌てるな。

  • あれ?インタビューコーナー終わっちゃったし?

  • あれ・・・・・・?

  • ・・・・・・あれれ〜?もしかして、撮ったはいいけど結局使いませんでした〜ってことだし??

  • ・・・・・・あの野郎・・・!

  • ちょっ!僕に八つ当たりするなし!痛い痛い!!!

Copyright © VOYAGE GROUP, Inc. All Rights Reserved.