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レッドホットチリペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)、略称レッチリはロック意外にファンクやパンク、ジャズまで、色々な音楽を融合させたミクスチャーロックとして世界的に人気があるロックバンド。とぼけた感じのただしが気に入るようです。
レッチリが来るし!ただしがレッドホットチリペッパーズに目覚めるようです
レッチリ最高だし! レッドホットチリペッパーズやスラップ奏法,音楽を交えながらわかりやすく解説
2016/07/01
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レッドホットチリペッパーズ スラップ奏法 音楽 ジョンフルシアンテ リック・ルービン アンソニー・キーディス ヒレル・スロヴァク サマソニ バンド
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サトルー、こんにちはだしー。調子どうだしー?
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おお、ただし。
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暇だから一緒に何かしようしー!
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ふむ…。
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ふむって!一緒にどっか出かけようだしー!
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悪いがただし、今日は帰ってくれないか。
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ええっ、どうしてだし?
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おれは2016年6月に発売されたばかりのレッチリの最新アルバム、The Getawayを聴かなければならない。
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レッチリとは アメリカのバンド、レッドホットチリペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のこと。
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サトル!親友と音楽アルバム、どっちが大切なんだし!
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気持ち悪いこと言うなよ…
すいませんが今日のところはお引き取り願います。
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ガーン!ショック…なんて冷酷な男だし!
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冷酷って…どうせ今日もオレに飯をおごってもらうことが目的だろ?
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めちゃくちゃばれてるし。
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お見通しなんだよ。もし暇ならお前もレッチリの最新の曲、『Dark Necessities』、一緒に聴いていこうぜ。
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なにこれ!かっこいいし!
このベンベンなってる音は一体どの楽器が鳴らしてるんだし?
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これはベースだな。スラップと呼ばれるベース奏法があって、ベース弦を叩いたりして弾くんだ。レッチリのベーシスト、フリーのスラップは鬼のようにかっこいいぞ。
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へー、初めて聞いたけどかっこいいしー!
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この最新アルバムはレッチリが新たな世界に踏み込んだ作品でもあるんだよ。
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どういうことだし?
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これまでレッチリの楽曲制作にはリック・ルービンという大物音楽プロデューサーが携わっていたんだが、今作は新たなプロデューサーを迎えて制作されたそうだ。
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ってことは…何が変わるんだし?
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キャリアも長く、日本にも熱狂的なファンの方も多いから、おれが言うのもおこがましいんだが、とりあえず曲の雰囲気はこれまでと違ってくるだろうな。
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へー、そうなってくると他の曲も聞いてみたくなってきたし。
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正直言って、レッチリは聞いておくべきだぞ。
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そんなに有名なバンドなんだし?
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有名も有名!これまでにグラミー賞を受賞したこともあるな。例えば、『Give it away』という曲が1991年にグラミー賞のハードロック部門で最優秀賞を飾ったんだぞ。
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おー!聴いたことあるし!
賞を受賞したってことも頷ける曲だし。
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曲もすごい迫力だけど、ミュージックビデオもすごいよな。
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ちょっと狂気的なものを感じるし。
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『Give It Away』評判が良かったこともあって、この曲が収録されたアルバム、ブラッド・シュガー・セックス・マジックは世界中で大ヒットを記録する。バンドをスターダムに押し上げた、転機ともいえる作品だ。
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すごいけど、アルバムの名前が変だし。
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確かに、アルバム名や楽曲、ミュージックビデオに独特の感性がばらまかれているんだよな。『Can’t Stop』という曲のビデオは特にシュールで個人的に好きだ。
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このギターの方は…どうしてゴミ箱に入っているんだし?
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まあ、そういうことだ。めちゃくちゃシュールなんだよ。
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でも、曲に合ってる気もするから不思議だし。
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ちなみに、レッチリは新しいアルバムを出すたびに曲調が変わっていて、そこが魅力でもある。例えば、ブラッド・シュガー・セックス・マジック以前までのアルバムはファンク色が強かったり、最新のアルバムに近づくにつれて、レッチリっぽさを残しつつも聴きやすい感じに仕上がっていくんだ。
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なるほどだし。だからみんな最新の曲を楽しみにしてるんだし。
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年齢的には落ち着いた感じのレッチリだが、つい最近まではとってもやんちゃなオトナ達だった。
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へー。そこも魅力なんだし?
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例えば、バンドの初代ギタリストであるヒレル・スロヴァクは薬物中毒、もしくは過剰摂取で若くして亡くなってしまっているんだ。
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ええっ!?そこまで薬物に依存してたんだし?
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ああ。この事件をきっかけに、ボーカルのアンソニー・キーディスは薬物使用を辞めることを決意する。
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ボーカルの人も使用してたんだし…。
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次のギタリストであるジョン・フルシアンテ。
彼はレッチリの1ファンという立場から、マニアが高じてギタープレイを完璧にコピー。ヒレル死後にレッチリ入りすることになる。
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そっくりさんが本物になるとは…そしてスーパーギタリストになっててすごいし!
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こんな言い方していいのか分からないけど、荒くれものばかりだし!
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しかし、92年にかれもまた薬物中毒で脱退。一時期ホームレスになるほど落ちぶれたんだ。
その後周りの人に恵まれ、薬物依存を完治してジョンは復帰できたのだが、今ではジョン・メイヤー、デレク・トラックスと並び現代版3大ギタリストと呼ばれるくらいの人になった。
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なんというアップダウンが激しい人生だし!
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残念ながらジョンは現在脱退してしまっているのだが、今年のサマソニ2016への出演も決まっているぞ。
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おおー!ライブも見てみたいし!
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レッチリはライブに関しても伝説があってな。 超盛り上がると全裸と靴下だけでライブしちゃったりするらしい。
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これかし?
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おい貼るなよ!!
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たぶんぼかし入ってるから大丈夫だし…
しかし…靴下穿いてるとこ間違えてるし…
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靴下といえば、「ABBEY ROAD E.P.」というアルバムの、ビートルズをオマージュしたジャケ写は有名かもしれない。
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ロ……ロックだし!!
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ベースのフリーは演奏しながらステージ上を飛び跳ねたり走り回ったりする。その様からフリー(のみ、蚤)と呼ばれているんだ。 さっきも言ったけどスラップが神だ。これまた世界を代表するベーシストの一人と言っていいだろう。
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これまた変わった呼び名だし。
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ドラマーのチャドはでかい図体からパワフルなドラム演奏が見所だ。
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なんだかこのメンバーが集まったことが凄いし。
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ジョンは、今はもうバンドを脱退したと言ったけど、今はソロ活動をしている。もともと芸術家肌の人で、自身の音楽を追及するために、円満にバンドを辞めたのさ。後続で、ジョシュというギタリストが加入している。
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なんだかギタリストの話が多めな気がするし。
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正直に言って、個人的にジョン・フルシアンテが好きなんだよね。でも、どのエピソードも面白いだろう?
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面白いし!バンドメンバーの話を聞いたら、なんだかもっと曲を聴いてみたくなったし。
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そうだな。初めてレッチリを聴くってやつには、2006年リリースのStadium Arcadiumってアルバムがおススメかな。世界中でチャート1位を獲得した実績もあるし、映画デス・ノートで用いられた『Dani Carifornia』って曲も収録されていて、耳に馴染みやすいと思う。
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そっからはまぁ、初期から聴いていってもいいし、新しいのから聞いていっても良いぞ。
それぞれ全然違う音楽だけど、でもレッチリであることには変わりは無いんだ。
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確かに毎回曲の感じが違うのにレッチリらしさが変わらないし。なんでなんだし…。
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レッチリみたいな、ロックやファンク・ラップ・ジャズ・オルタナティブ色んな要素が混ざってるのをミクスチャーとか言うけどな……レッチリはレッチリとしか言いようがないってのが、聴いてると分かってくると思うけど…独自性を言語化するのは難しいな…。
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わかったし。靴下を穿く場所がポイントなんだし。
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なるほど……
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そんなわけあるか!