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歌手? 作曲家? 楽曲提供プロデューサー?
分かっているようでなかなかどんな人なのか分からない槇原敬之さん。そんな「マッキー」の曲に最近になってただしがハマったようです。元々のファンのサトルとゆりかとの三人が、ただしにマッキーに真の魅力を語ります。絶好調と思われたマッキーを襲った「事件」とは?
第2話
マッキーこと、槇原敬之さんが素敵すぎる。 第2話
夢はただしを裏切らないし! 槇原敬之や世界に一つだけの花,SMAPを交えながらわかりやすく解説
2016/09/13
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事件だし!? な、なにかあったんだし!?
も、もしかしてそれって銀河鉄道の人との事かし?
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それは、歴史を語るのにもう少し後で話す事になるんだよ。
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あまり話したくない感じもあるんだけどね、でも事実は事実だから話さないといけないわよね。
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な、なんなんだし?
なんだか空気が少し重く感じるし!
2人の表情が暗いし……。
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1999年、9枚目のアルバム「Cicada」が発表され、全国ツアー「シャドーピクチャーズ」(影絵)も決まった直後……。
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そうだったんだし……。
ボクは昔のアルバムをいくつか聴いていたんだしが、8枚目のCicadaってなんとなく、悪い意味だけじゃなくてけだるい、不思議な感覚の曲が多いって思っていたし。
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それ、わかるわ。
なんだか自分の事を歌っているような、そんな不思議な感覚のするアルバムなのよね……。
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ファンにはすごい衝撃だったんだ。悪い事は悪い。その法則は変えられないからな。
そして、コンサートは中止となり、CD等は店頭から回収されることになった。が、ファンが買いに走り、逆に売り上げが伸びたらしい。
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それだけ愛されていたのよね。
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なんだか寂しくなってきたし。
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そして、同年の9月9日に釈放された。
ちなみに、この時の覚醒剤に関する公判でこんなエピソードがあるんだ。公判の担当の検事が「私もあなたのCDをいくつか持っています。聞くと元気がでますよね」と発言した。そして槇原さんはそれを聴いて、しっかりと受け止めてがんばろう! と思ったらしい。
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いけない事はいけないけれど、でも曲の力、槇原さんの気持ちが伝わったとも言えるわよね。
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そして、約1年の、ある意味の謹慎期間を終えて、10枚目のアルバム「太陽」で復帰。
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まるで自分を照らす太陽、つまりは暖かく迎えてくれた、支えてくれた人たちに感謝をしているようなアルバムだったのよね。
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もちろんその曲は知っていたし、でも、SMAPさんが歌っていた時も槇原さんの提供曲だって知らなかったし!
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そういう人は多かったと思うぞ。
今はセルフカバーもしているから有名になったとは思うけれどな。
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それまでの間もアルバム「Home Sweet Home」「本日は晴天ナリ」をリリースしている。が、世間の風当たりもあったようで、売れるには売れたがそれまでの勢いはなかった。
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でも、こんな言葉は嫌だけど、世間的にも「世界に一つだけの花」でイメージも完全に回復したと言えるわよね。
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確かこの曲は200万枚も売れたんだしよね! 当時はみーんな歌っていたし!
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そうだな。やっぱり最後に物を言うのは実力と努力なんだと思う。
世間ではいろいろいう人が今でもきっといるけれど、結局はそういう色々を力にして曲に注いできた結果なんだよな。
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そしてすごいコンサートを行ったのよね。2004年、オーケストラを率いて「MAKIHARA NORIYUKI SYMPHONY ORCHESTRA CONCERT “cELEBRATION」
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な、なんか難しい言葉だしね……。
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わかりやすく説明すると、槇原さんの楽曲をオーケストラアレンジした壮大な規模のコンサートということね。
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行ってみたかったし!!!
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DVD等にもなっているからそれを購入するのも良いだろう。きっとびっくりするぞ……その圧倒的な迫力に。
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2004年の13枚目のアルバム「EXPLORER」とベストアルバムが各50万枚を突破して、今までの総アルバム売り上げは1,000万枚を突破!
男性ソロ歌手として、井上陽水さん、長鞭剛さんに次いで3人目。13年2ヶ月での達成は史上最速記録になったのよね。
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そして、同年2月22日の14枚目のアルバム「LIFE IN DOWNTOWN」でついに井上陽水さんを抜き、男性ソロの歴代1位となったんだ。
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ヒエーーーー!
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それからも現在まで定期的にシングル、アルバムをリリースし、そのすべてが好調な売り上げを記録している。
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マッキーってなんていうんだろ、流行に左右されない安定感を持っているのよね。
歌手といってもタレントの一部で、結局は「流行」で売れる売れないがあって。
流行った曲も今聞くと「え……どうしてこれが売れたんだろう」というのが正直多いんだけど、マッキーの曲って20年以上経っても全く古さを感じないのよね。
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そうなんだよな。もちろん使用している機材とかの音の古さは仕方ないとして、その楽曲、歌詞のセンスって今でも全く古さを感じない。
それが実力と細かいリサーチ、気持ちで作った曲の証明なんだよな。
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確かにそうだしね!
色々なアーティストがマッキーの昔の曲をカバーしたり、影響を受けたっていっているのをよく聞くし!
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まあ、松本零士さんとの訴訟問題とか色々あったけれど、これだけずっと一線で活躍していれば色々あるのは必然なのかもしれないよな。
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そうよね。普通、そういう事件で逮捕されたりするとなかなか復帰できないものよね。
でも、そのイメージや本人が辛かった気持ちを曲にとっても上手く落とし込んでいるのよね。そして、同じような気持ちを誰かに感じさせないようにって書いている。
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きっとすごく優しくて、人が普通だと気がつかないような事にも気がついてしまうから逆にツライ部分もあるんだしよね……。ボクと同じだし。
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どの辺りがお前と同じなのかはわからないけれど、まあ、生きて行くというのは本当に素敵だけど大変だという事だな。
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じゃあじゃあさ、最後に槇原さんの曲の中で好きな曲を一人3つずつ挙げてみない?
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それ賛成だし!! ええっと、ボクは……。
- LOVE LETTER
- まだ生きてるよ
- くもりガラスの夏
だし!!
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まだ生きてるよ、を選ぶあたりがお前らしいな……。
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ええと、じゃあ私はね〜
- Cicada
- ANSWER
- 君に会いに行く
かな。でも選べないよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
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そうなんだよな。槇原さんの曲って一つ一つ素晴らしいんだけど、どれもすべてが繋がっているように思えて、なんだか選べって言われても選べないんだよ……
でも俺も一応選ぶと……。
- Witch Hazel
- どんなときも。
- HOME WORK
かなあ……。難しい!!
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それぞれ挙げたもの、なかなかマニアックな曲も多いわね。
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仕方ないし! 好きなものは好きなんだし!
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これからもみんなを元気にしてくれて、ときには考えさせてくれる曲を歌って欲しいよな。
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ボクもゆりかに恋をしていて、一度は諦めたんだしが、もう恋なんてしないなんて言わないし! 絶対!
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いや、無理、諦めも肝心よ……。
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だけど信じてるし。夢は時間を裏切らないし…。