第3話

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ナベツネさんの意外な青春時代!ナベツネこと渡辺恒雄さんのスゴイ歴史を学ぶし 第3話

ナベツネさんの意外な青春時代! ナベツネや讀賣新聞,共産党を交えながらわかりやすく解説

2016/03/17

中本二郎

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ナベツネ 讀賣新聞 共産党 人物 東京大学 天皇制 讀賣グループ 渡邉恒雄 読売巨人軍

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  • 御年90歳にして、いまだに話題を振りまきつづける、ナベツネこと渡邉恒雄氏。そのエネルギーの原点に迫る!

  • 党の規律よりも、個人の主体性が優先されるべきと主張した「主体性論争」を持込み、共産党の東大細胞長になったナベツネさん。 しかし、命ギリギリの情念で哲学を築きあげた「戦中派」と、1,2年遅れて入ってきた「戦後」の間に亀裂が入る。

  • アクの強いナベツネさんが目障りだったんだし。

  • そうだな。 それは、学生を率いる共産党指導部も同じだった。
    党の統制に服さないで組織活動ができるか!
    そんなことはない。われわれにも自由がある。自分の考えを主張する権利はあるんだ
    と激しくぶつかる。

  • たかが選手が、ならぬ、たかが学生が、なんだし。

  • さらに新人会からも裏切られ、批判を受けた。 上と下から挟み撃ちされ、トップの宮本顕治の前で恥をかかされた形となる。

  • よほど悔しかったのか、その日の日記にこう記したという。

    「俺の世界は今こそ独立宣言をすべきときだ。そこは猿どもの立ち入り禁止だ。ドグマのヌエらよ、山猿の街に乱れ舞え」

  • …なんだかわかんないけど腸が煮えくり返ってるのはわかるし!

  • さらに、高校時代からかわいがっていた後輩が主流派とつながっていて、お母さんが何も知らないのをいいことにナベツネさんの家にあがって手紙を漁り、指導部に密告していたのを知り、怒りがピークに達する。

  • 今でもあれだけなのに若い頃のナベツネさんの怒りのピークって… 想像つかないし。

  • そしてついに、ナベツネさんは自ら脱党届を出す。 もちろん反共運動はしないし、共産党は非合法組織だから、内部情報は一切警察などには渡さないという誓約をつけた。

  • 円満退社なんだし。

  • しかし、脱党届も歪曲され、スパイの濡れ衣すら着せられてしまう。

  • どーん! やばいし! ナベツネ火山爆発だし!!

  • うむ。 これによって怒り狂ったナベツネさんは反共産党主流派に転じる。 ナベツネさんを追い出した新人会がその後、全学連を組織することになる。

  • 全学連ってそこから始まってるんだし…。

  • そうだな。 ナベツネさんも別に新人会を再発足し、大学当局寄りの動きをし始める。

  • 保守寄りの動きがそこから始まってるんだし…。

  • この時期から、ナベツネさんの権力というものへの執着が見えてくる。

    「東大では一時、共産党が完全に学生運動を牛耳って各学部をみんな動かして、フラクション活動に成功した。だから、本当に一人で百人は動かせるんだとわかった。百人で一万人が動かせる。そういう計算になるわけですよ。二百人いれば、東大二万人の学生を好きなように動かせる。それが共産党体験で得た最も役立つことだった」 と語っている。

  • それが一千万部の読売新聞につながっていくんだし!! モンスターの誕生だし!

  • しかし一方で、この時期に初恋のエピソードもある。

  • …ほうほう。興味深いし。

  • ナベツネさんと応援団長と、女子学生二人と山中湖の寮に遊びに行ったそうだ。

  • なにげに青春してるし! なんか腹立つし! 原辰だし!

  • ナベツネさんはそのうちの一人が好きだったんだが、三人が散歩に行っている間に、一人の部屋に忍び込み、日記を盗み見た。

へー
  • やっぱりスパイじゃないかし!

  • そこに「先生」とする相手への思いが綴られていたので、それを応援団長のことと思ったナベツネさんは 「愛する女性にふられたので、これから山中湖に飛び込みます」 と哲学科の先生に速達で送った。

  • でもそれが、自分のことを指していることに気づき、 「彼女が愛していた男は僕だとわかりました。自殺はやめます。」と直後にまた速達を送ったということだ。

  • なんだしそのラブコメは!

  • ギリギリのところで死を免れたナベツネさんの情念がここから弾けてゆく。 この時期、GHQの指令で、共産党の排除、レッドパージが始まる。混乱のさなか、ナベツネさんも就活を開始する。

  • 就活! 似合わないし!

  • その年の始め、氏家さんらとともに、ジュネーブの国際学生会議のために読売新聞に寄付をお願いに行っていたナベツネさん。 そこで気前よく寄付してくれた副社長に対し、名乗りを上げる。

  • なかなかの度胸だし。 そんな学生、今いないんだし。

  • 当時の読売新聞は、敗戦後の大争議で人材を失い、深刻な人材不足に陥っていた。 「読売新聞を受けることにしました。しかし、あなたに成績についてお願いすることはありません。自分の実力で一番になりますから」 と副社長に大見得を切ったナベツネさん。

  • 大物感プンプンだし!

  • その後、中央公論社に落ちたナベツネさんが不安になって副社長を訪ねたら、「バカヤロー!」と成績表を投げつけられたという。

  • …なにをやらかしたんだし…。

  • 成績は二番だったそうだ。

  • …いいじゃないかし。

  • 「バカ、お前は一番と言ったじゃないか。それを二番とはなんだ」 と笑ったという。

  • なんか今の就活のイメージとはかけ離れてるんだし…。 その時代だったら就職できる気しないし。

  • 今でもできてないだろお前は。

    朝日、毎日に大きく水をあけられ、190万部に過ぎなかった読売新聞に入社し、学生運動時代の経験を活かしてトップを目指すことを決意したナベツネさん。

  • もう権力志向になってるんだし。

  • トップに立つには、自分を中心に人間を集めて動かすことと心得ていたナベツネさんがパートナーに選んだのが、高校時代からの盟友、氏家氏だ。

  • 切っても切れない間柄なんだし。まるで僕とサトルだし。

  • しばらくは資本主義が続くなら証券がいいということで野村證券に内定の決まっていた氏家さんを、強引に口説いて読売に入れようとする。

  • ベタぼれだし。

  • 居酒屋で口説き、さらには氏家さんの婚約者の家にまで行って口説き、そこに泊まりこんで布団の中でも口説いた。

  • 婚約者が嫉妬しちゃいそうだし…。 もはやBLの世界だし。

  • しびれを切らしたナベツネさんは、コインを投げて決めようと無茶なことを言う。

  • そんなことで決めることじゃないし!

  • ナベツネさんが、表が出たら読売、裏が出たら野村だ、と強引に言ってコインを投げ、氏家さんがキャッチした。…コインは表だった。

  • 歴史が変わった瞬間だし!!! いま問題の賭けとか比べ物にならんレベルだし!!!

  • 社会面が主役だった当時の読売新聞において、ナベツネさんは週刊誌、読売ウイークリーに配属となる。 そこで持ち前の行動力でいくつか特ダネをつかむも、読売本紙や毎日など他紙に横取りされてしまうことの繰り返しとなり、悶々とした日々を過ごす。

  • あー…危ないし。 この人を悶々とさせておくと危ないんだし…。 何かが起こるんだし…。

  • 時は昭和27年。 GHQの占領が終わる直前。 共産党は軍事方針によって民主革命を起こすしかないという五十一年テーゼを発表、農村部で山村工作隊、都市部で中核自衛隊を組織していた。 アンチ共産党で名を馳せたナベツネさんが、読売の記者としてその山村工作隊に潜入する…。

  • ヤバイ匂いがプンプンするし!!

  • つづく!

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