第3話

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ケチャップ王ハインズさん!液体調味料っていつから始まった文化なの? 第3話

ケチャップ王ハインズさんがうらやましいし! 液体調味料やケチャップ,ハインズを交えながらわかりやすく解説

2016/03/14

えいすけこばやし

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液体調味料 ケチャップ ハインズ フード サルサソース 中国 アメリカ

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  • 世界中で使われている液体調味料。ホットソースからタバスコ、マスタードの話をしました。お次は何だ?

  • マスタードの歴史にも感動したし! サトル、これ以上のすんごい液体調味料の話ってあるんだし? もう、最強を聞いてしまった気がするし〜〜? あるのあるの?

  • まだまだ青いな。いや、今から出てくるまさに人類最強とも言える液体調味料はすでにある意味で液体調味料という感覚さえなく無くなっているくらいすごいものだぞ!

  • え? え? なんだろう!? 全然思い浮かばないし!

  • 知りたいか? 

  • もちろんだし! 

  • まあ、今から歴史を語る調味料は、おそらくは口にしたことが無い人は0に等しいだろうな。

  • それは世界中でだし?

  • ああ。間違いない。

  • う〜〜〜!! 気になって眠れないだし!!

  • まあ、じゃあ教えてやろう。

    「ケチャップ」だよ。

  • ズガーーーーーーーーーーーン! た、確かに!  身近すぎて、液体調味料だっているとこを確かに忘れていたし!

  • ちなみに、統計上、家庭の97パーセント。飲食店の5件に4件の割合で置かれている、使われているというモンスター級の液体調味料なんだぜ!

  • す、すごいし! まさに王様だし!!

  • そうだな。 じゃあ、そのケチャップの歴史を教えてやろう。

  • 発祥はアメリカって感じだし!

  • と、思うだろ。 しかしっっ! これが違うんだよなあ。

  • え??? 違うんだし?? えーとじゃあどこなんだし? ロシアってこともなさそうだし、日本じゃないし、インドって感じもしないしー。

  • 答えは、なんと「中国」。1650年頃の話だ。 が、まだトマトを使っていたのではなく、魚や貝を発酵させてペースト、ソース状にして保存していたんだ。

  • 意外すぎるし!!

    さすが中国4000年の歴史だし!! 中国の人には頭が下がるし。

  • そして、17世紀、アジアにイギリス人が来て、その製法を知った。イギリスにその情報、製法を持ち帰ると研究を始めたんだな。

  • そして商売になっていくし!!??

  • ああ。だがまだこの時点ではトマトではなく、りんごやえんどう豆、洋梨、くるみ、マッシュルームなどのケチャップが登場した。

  • そ、それってケチャップっていうんだし?

  • 一応言っておくが、ケチャップって今はトマトが代名詞になっているが、別にトマトを使ったものだけをケチャップと言うのではないんだぞ。

    ケチャップとは
    日本ではトマトケチャップをケチャップと言う事が多いが、本来野菜を煮て裏ごしにかけ、スパイスなどを加えたソースのことを指す。
  • そこから知らなかったし!イメージって怖いし。

  • そしてついに、18世紀になるとケチャップはアメリカに入ってきた。そこでついにトマトを使ったものが大きく発達していった。さらに、19世紀に入ると、アメリカの家庭では畑を持っている人が多く、そこで育てやすいトマトは非常にメジャーな野菜だったんだわな。

  • だんだん分かってきたし! なんだかアメリカっぽく大きな会社が出てくる気配がしてきたし!

    あ〜、ボクなんだかトマトのケチャップをたっぷりかけてポテトフライを食べたくなってきたし!

  • まあ待て、じゃあこの歴史の話が終わったら一緒に行こうぜ!

  • おうよ!

  • アメリカにおけるトマトケチャップの歴史はな、トマトのシーズンを終えて部分的に腐ったトマト、つまり廃棄寸前のものを、腐った部分を取り除いてビンに詰めておいて、次の年に売った。 実はそんな感じの始まりだったらしいんだわ。

  • な、なんか嫌だし……。余り物を売られたみたいだし……。

  • そう。実際に、粗悪なものも多く、色もトマトの色ではなかった。だから、悪い業者は、なんとペンキを入れて色をつけたりもしてたんだ……。

  • むちゃくちゃすぎるし!!!

  • まあ、そういう時代だったんだろうなー。

    しかし、ついにトマトケチャップの開祖的な人物が現れたんだ。 その人こそが、ヘンリー・ハインズ。彼は1844年、ピッツバーグに生まれた。

  • ま、まさか、そのハインズさんって??????!! 

  • ま、まあ待て。でな、そのハインズは農作業が好きな青年だったんだ。それを見た親が自分の家の裏の野原をすべて与えたそうなんだ。するとハインズは家庭菜園を始めた。

  • 真面目な青年だし! ボクと同じくらい。

  • で、するとヘンリー・ハインズは12歳にして近所の人に野菜を売り歩くようになり、25歳にして自分の野菜で作ったケチャップを売り、会社を作った。

  • て、天才! というか努力の人、というか、よっぽど農業が好きだったんだし!

  • そうだな。好きこそものの上手〜って言うしな。 しかし、まだ彼の会社の主力商品はケチャップではなく、主力の商品はピクルスだった。

    では「ピクルス王」なんて呼ばれていたらしいぞ。

  • ピクルス王!! ボクも呼ばれてみたいだし! 

  • キモオタ王?

  • ……。グヌヌヌヌヌヌヌヌヌ……。

  • そしてやがてトマトケチャップが売れ始めると、商売人としても才能のあった彼は、ケチャップを独特な形のビンに入れ、目立つラベルを貼って売り出した。

  • なかなかの悪だし……。

  • 悪ではないな。商売上手なんだわな。 そして、食品衛生法の変化で保存料などの風当たりが強くなってきたころ、彼のケチャップには保存料などがもともと入っていなかったので、さらなる追い風となった。ビンに保存料は使用していません。と明記し、さらに売り上げを伸ばしたんだ。

  • 天才な上に、運も持っているなんて羨ましいだし!

  • そして、ハインズのトマトケチャップは今でもなおダントツの売り上げの超ヒット商品となったわけだ。さらに!

  • さらに! って、まだハインズさんにお得な状況が生まれたんだし?

  • まあ、彼だけにではないが、マスタードにホットドッグが味方になったように、トマトケチャップにもファストフードという最強のダッグ相手が生まれたわけだな。

  • 確かに! ハンバーガーもフライドポテトも、ケチャップがなければ成り立たないレベルのものだし!

  • だな。そしてトマトケチャップは完全に世界規模の商品となったわけだ。 その後、その成功を元に、スナック、チップスを同じように相棒にした「サルサソース」も大ヒット。

  • 分かってきたし! 液体調味料って、何か主食のようなものがあっての脇役。悪く言えばコバンザメ、よく言えば装飾品のようなものなんだしね!

  • おお、お前にしては良い例えじゃないか。その通り! 日本では刺身などがあるからこそ醤油があり、フライなどがあるからこそウスターソースが存在する。持ちつ持たれつって感じなわけだ。

  • そう考えると液体調味料の存在ってものすごい大きいんだし〜! 今まで当たり前のように使ってたし、でもこうやって歴史を知ると大事に意識して食べようって思うし!

  • よし! それじゃあファストフード店にでも行って、歴史を感じながら食べるか!?

  • 行くし!! 

  • おわり

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