第3話

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インド仏教一億人の指導者は日本人? 前代未聞の日本人仏僧、佐々井秀嶺って誰だし?? 第3話

すごすぎる佐々井秀嶺の功績。その人物像とは? 佐々井秀嶺やインド仏教,アンベードカルを交えながらわかりやすく解説

2016/07/04

中本二郎

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  • インド仏教一億人の頂点に立つ日系僧侶、佐々井秀嶺。インドで命がけの活動で、窮地にひんしていた仏教を救ったその人物像に迫ります。

  • そう、ひとつすごいことを言い忘れてた…。

  • …なんだし?

  • 例のお告げを受けてから30年後の1988年。

    ナグプールとシルプール近郊の、マンセル遺跡付近に、南天鉄塔が存在したと確信した佐々井が発掘作業を始めたところ、世界遺産級の遺跡が姿を現したんだ。

へー
  • ええっ!! お告げは本当だったし?

  • これはナーランダ遺跡の4倍。 インドの歴史を書き換えるレベルの大きさで、インド最大の仏教遺跡になる。インド政府も観光誘致し、国際仏教センターにすると言っている。

  • …この人はやっぱり、お釈迦様の化身じゃないかし?

  • 涅槃に入っているから生まれ変わることはないが、ひたすら現場で悩める人を救うというお釈迦様イズムを実践していたことは確かだ。

  • こんな日本人がいたなんて知らなかったし!! なんでイチローばりに取り上げないし?

  • うーん、プロ野球は多額のお金が動いてるから、スポンサーもつく、だからメディアも取り上げる、ということだ。

    仏教の改宗式とか放送してもお金にならんからな。 この活躍は、もはやゲバラに匹敵するかもしれない。

  • …すごすぎるし。

  • 他のエピソードとしては、まだ民衆の心をつかんでいなかった初期。 読経しながら街を練り歩き、大工の手伝いもすれば井戸掘りもして、ひたすら地道に布教していた。

    もっと1968年に8日間、1970年に15日間の断食断水を実行したんだ。

  • えっ…。 死んじゃうし! 千日峰修行 ばりだし!

    …でも、それなんか意味あるのかし?

  • 龍樹にお告げを受けてナグプールに行ったから、自分がただの坊主なら見限られて死んでしまうが、本当に使命を与えられているなら、龍樹が守ってくれるから、限界を試すためにやったそうだ。

    医者からは死臭がするとまで言われたそうだ。

  • どんだけ自信があったんだし…。

  • お釈迦様も、入滅までの六年間を麻と麦だけで過ごしたと言われている。ある意味、その追体験をしたことになるな。

  • ますますお釈迦様の化身に思えてきたし…。

  • また、少数派委員会においては、インド国内の祝祭日に関して提言して、仏陀生誕日、アンベードカル誕生日、入滅日が複数の州で休日に制定されたんだ。

  • インドで休日まで作っちゃったのかし! 日本でも休日にしてほしいし!! ほんとにすごい人だし! でも、ちょっと若い頃のモテモテエピソードがひっかかるし。

  • 誰も、生まれながらの聖人君子じゃないからな。

    それに、長兄でありながら若いころ家を飛び出したから、その後老母の面倒をみた弟からは恨み節も出ていた。 2009年に帰国した際には肉親は妹だけが残っていて、2年前に亡くなった母の墓参も済ませた。

  • …それもやむを得ないし…。

    スケールのでかい寅さんだし。

  • 1992年には、ブッダガヤにある仏教最大の聖地、大菩薩寺の奪還のために、最終的には数万人の信徒を引き連れて、7000キロを練り歩く行進を始めた。

    ここは、仏教の聖地でありながら、長年にわたってヒンズー教の支配下にある。

  • 7000キロ! って、どのくらいだし…?

  • 北海道の先っぽから沖縄の先っぽまで往復するくらいだな。

  • 歩きすぎだし!! インドのクソ暑いなか、電車でも超苦痛だったし!!

    なにがそんなに、佐々井さんを動かすんだし!!

  • それは、やっぱり使命があると信じてるからだろうな。 ?に出てきた龍樹から受けた使命が、実際に遺跡が出てくることで確信に変わった。

    それに、インドの現場で実際にひどい扱いを受けている人を前に、黙ってはいられない反骨精神は、子供の頃からずっと持ち続けてるものだろうな。

  • 反骨精神なら僕も持ってるし…。 こないだ、ラーメン屋さんでニンニクご自由にって書いてあったから入れまくったら怒られたし。

    店主とケンカしてやったし!自由を求める戦いだし!

  • スケールが小さすぎだろ。 7000キロどころか、70メートル先のコンビニ行くのもだるがってるじゃねえか。

    佐々井師は83歳になった今でも、ずっと質素な寺に住んで、信者が持ってくる質素なものを食べて、人々の相談に乗りながら、インド仏教を広める戦いを続けてるんだ。

  • …ちょっと比べてほしくないし。 悟りを開くのは僕には難しそうだし。

  • 佐々井師は、「悟りなんてありゃしない」「瞑想に浸って現実から目を閉ざすのではなく、行動を」と言っている。

    悟りを言い訳にしてるお前も見抜かれてるな。

  • …。 なんにも言えねえ、だし。

    でも本当にこんなすごい人がいたなんて知らなかったし。 33歳でインドに渡ってから、日本に帰ってきたりしなかったし?

  • 2009年、44年ぶりに祖国の土を踏んだ。 それまでは一度も帰国しなかったんだ。

  • 44年も!! 僕は4週間でもけっこうホームシックになったし。

  • それ以降は、何度か日本に来て、講演などしている。 2016年も来日して、講演をいくつかこなしている。

  • すごい人が来てるんだし!! 僕も講演に行くし!!

  • 仏教の原点、インドで1億人を率いて、7000キロ歩いて、何度も断食して、休日を作って、お告げを受けて遺跡を発見して…。

    これだけの事業を成し遂げた人は、今の日本にもそうそういないから、話を聞ける貴重なチャンスだな。

  • ワクワクしてきたし…。 僕も仏教に改宗したくなってきたし。

  • もともと仏教じゃないのか? まあいいけど。

  • 僕も最下層で虐げられてるんだし! 働かなきゃいけないという日本の宗教に虐げられてるんだし!

    平等な仏教に改宗すれば救われるんだし!

  • こんな優しい環境で何言ってんだよ。

    どうだ、インド行って、修行する気になったか?

  • うーん… 毒殺されるのとかは勘弁だし…。

  • ほんの数週間のインド旅行でヒーヒー言ってたお前じゃ無理だな。

  • でも、実際どんな感じでやってるのか観てみたい気もするし。

  • なにせ100万人もの改宗者が集まるんだからお前なんか押しつぶされちゃうぞ。

    最初の帰国前の様子はフジテレビのドキュメンタリー「男一代菩薩道〜インド仏教の頂点に立つ男〜」「男一代菩薩道2〜佐々井秀嶺 〜44年ぶりの帰郷〜」という作品で、映像が残っている。 録画してあるから貸してやるよ。

  • おーサンキューだし!

  • 少しはこれでも観て、気合を入れなおせよ。

  • そうするし。 うーん…またサトルの長話聴いてたら、おなかすいてきたし。 インドの話ばっかりしてたら、カレー食べたくなったし。 サトルのおごり、いやお布施でインドカレー屋さん行こうし。

なんとなく、絵がキモいしー。
  • おわり

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