第1話

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どうしたんだし?イギリスがEU離脱。ただしは、いい湯で脱衣しているようです。 第1話

イギリスが離脱を決めたEUってなんだし? EU離脱やイギリス,ルーマニアを交えながらわかりやすく解説

2016/06/26

中本二郎

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EU離脱 イギリス ルーマニア 経済 離脱 残留 移民 EU ブルガリア ヨーロッパ

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  • 世界中が震撼した、イギリスのEU離脱。

    ただしが鋭くその本質に迫る! はずですが…?

  • あ〜…温泉気持ちよかったし〜。 やっぱり由布院最高だし〜。

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  • 震災で割引になるプランが出てくるみたいだし、今は熊本大分の旅行チャンスだよな。 お金を落とせば経済的にも支援になるし。

  • そうだしー。経済は大事だしー。 サトル、もっともっとお金を使うし。 おっ、温泉まんじゅうがあるし。食べたいし。

  • てめえ人のおごりだと思って…。 いま、世界経済が大変なことになってるっていうのに。

  • モグモグ… ん?

    なにが大変なんだし? たかが1つ100円だし。ケチケチするなし。

  • もう食ってやがる…。

    あのなぁ、イギリスのEU離脱で、世界が大混乱に陥ろうとしてるんだよ!

  • ええっ! いい湯はまだまだ入りたいし! あと2泊はしたいし!離脱したくないし!

ワロタ
  • いい湯じゃねえ、EUだ。

  • あぁ、携帯なら僕もナンバーポータビリティで、機種変するし。 ソフトバンクにするし。いろいろ特典があるんだし。

  • auじゃねえ!

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  • WiiUでもねえよ。 遊びは終わりだ。

  • なんだし… いつにも増してハゲしいし。

    EUってなんなんだし。

  • EUも知らないのかよ。 EUってのは欧州連合。1992年に欧州連合条約に調印され、翌年に発足したヨーロッパの地域統合体だ。

  • ああ、そのイーユーだし。 そのくらい知ってるし!ヨーロッパだし!

  • うむ。 まぁ、今回の離脱によってイギリスでも、「What is the EU」という検索ワードが急上昇しているくらいだから、お前がわかってないのも仕方ない。

ワロタ
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  • そうだし。 基本的なことほど、わかってないものなんだし。

    でも、1992年ってわりと最近だし。B'zとかの全盛期だし。

ビーイング系
  • そうだな。

  • ヨーロッパって歴史長いし? なんでもっと早く仲良くやろうと思わなかったし?

  • そんな単純なものじゃないだろ。 1940年代後半から、欧州経済協力機構(OEEC)、北大西洋条約機構(NATO)、欧州審議会(Council of Europe)といった、欧州の協力体制が生まれ始めた。

    これは、もともと大英帝として栄華を誇ったイギリスが主導していた。

  • へー、イギリスが始まりなんだし。 言い出しっぺでやめちゃうって無責任だし。

  • あのなぁ、大学のサークルじゃないんだよ。 各国の複雑な経済的利害関係や歴史的価値観がからみあう中で、合理的な共通項を見出すには時間がかかるんだよ。

  • ふーん、そういうもんかし。

  • 1950年代には、欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)、欧州経済共同体(EEC)と欧州原子力共同体(EURATOM)が設立。欧州統合に向けて、激動の政治と技術革新の中で、試行錯誤がなされた時代だ。

  • ふむふむ、原子力とかが出てきたんだし。

  • 1960年代は、フランスのシャルル・ド・ゴール政権の力が強く、求心力となって国家連合としての性質が強くなった。

  • 主役がイギリスからフランスに移ったんだし。 しゃりゅりゅ・どごーるって空港の名前にもなってるし。

  • きゃりーぱみゅぱみゅみたいに言うな。

    1970年から80年代なかばにかけては、1979年の欧州通貨制度(EMS)の設立、それに伴う欧州通貨単位(ECU)の設置と、経済的な協力体制が模索されたものの、石油危機などもあって、前進しにくかった。

  • 石油危機! 今も原油価格が下落してるし? 状況は似てるし?

  • お前にしてはいいところに気がついたな。 この時の石油危機は、今とは逆で原油価格が急上昇したことによるものだ。

    でも、やはり原油価格は経済の根幹に関わるから、安定していないと経済協力体制のルール決めが難しくなる。

  • そういうもんかし…。 大変な時こそ、みんなで力を合わせるべきだし…。

  • そうもいかないだろ。

    例えば来週から、街中の物の価格が1/10になったり、10倍になるとしたらどうする?

  • えーと… 買うものがあれば安くなるまで待つし、高くなるなら今のうちに買いまくっちゃうし!

  • だろ。

    物価が乱高下する状態では、みんな自分の財産を確保するために動くから、協力どころではない。

  • なるほど…よくわかったし。

  • 1985年に域内市場白書が採択。 1986年に単一欧州議定書が調印され、非関税障壁の撤廃などによって巨大な市場となり、自由主義的な競争が加速して欧州経済は活性化された。

    そして、1993年にはマーストリヒト条約発効によって、EUが誕生した。

  • ほうほう、よかったし。めでたしめでたし、だし。

  • …って、歴史という物語はそこで終わるわけじゃないからな。

    それが、2016年、今回のイギリス離脱という局面を迎えている。

  • ふむー、なかなか安定してくれないし。 プロレス団体みたいだし。

  • 人間という不完全な生き物がやることだからな。

    現在では28カ国が加盟しているわけだが、ドイツと並んでEU最大の経済大国であるイギリスの離脱は、世界経済に大きな影響を与えると見られている。

  • ふむー。 EUがどんなもんなのかはよくわかったし。

    今回、イギリスの住民投票で離脱を決めたのは原油価格が関係してるし?

  • それも一因ではある。 しかしもっと複雑な要因がからまっているな。

    原油価格の上下なんて、常にあるわけだし。

  • じゃあなんだし?

  • これまでの時代にはあまり無かった要素として、やはり移民問題が大きい。

  • 移民…。 中東で戦争してるから、そこに住めなくなった人たちが多いんだし。

  • それは難民だろ。 難民問題ももちろんあるし、EU圏内では、基本的にビザなしで移動が自由となる。

    それによって、ヨーロッパの中でも賃金の安いブルガリアやルーマニアからは年に5万人も来る。月収5万円の国から、月収25万円だからな。そりゃ、みんな来たがるさ。

  • むー、無理もないし。 来ないほうがおかしいし。

  • もともとプライドの高いイギリス人。 いくらEUの理念が「人間の尊厳に対する敬意、自由、民主主義、平等、の支配、マイノリティに属する権利を含む人権の尊重」という価値観とはいえ、たまったものではない。

  • 理想と現実は違うんだし。

  • 今の日本にいると想像つかないだろうな。 政権は年間10万人と言っていたが、実際には30万人以上が流れこむこととなった。

  • 三倍以上だし!

  • それによって労働力が確保され、経済的メリットがあると喧伝してはいたわけだが…。

    実際、教育や医療などの現場は人があふれて大混乱。 教室には英語も話せない子供があふれ、病院は外国人が列をなし、もともとのイギリス人にサービスが行き渡らなくなり、不満が爆発した。これが、直接的な一番の原因だろうな。

  • なるほどだし…。 自由にしすぎるのも考えものだし。

  • しかも、EUからイギリスに移り住めば、医療費も学校も無料。 通訳までつけてもらえるという大サービスっぷりだ。

  • うーん… 僕も行きたくなってきたし…。

  • そう! だから、言われているように必ずしも、高齢者や貧困層ばかりがEU離脱を支持した、というわけでもない。

    中流階級にとっても、子供の教室も病院もいっぱいだし不動産価格は高騰するし、住みづらくなってしまったんだ。

  • そうだったのかし…。 差別とかいう以前の問題だし。

  • そうだな。 さらにそんな中、反EU感情に火をつけるような事件も起きた。

    ルーマニアマフィアが、イギリスで子ども手当を受けてルーマニアに送金していたんだ。

  • あぁ…それはブチ切れるし…。

  • これだけ大人数が動けば、そんな事件は当然のように起こるわけだが…。

    さらに問題なのは、EU離脱が住民投票で決まったとはいえ、実際には2年の猶予がある。つまりそれまでは移動が自由なわけで…。

  • お金のない人が大量にイギリスに駆け込むし!

  • そう、さらに、お金持ちは逃げ出すわけだから…。

  • ひぃぃ! イギリスはどうなっちゃうし!?

  • どうなってしまうのかは、まだ誰にもわからない。 今予想できる範囲で、掘り下げてみよう。

  • つづく!

どうしたんだし?イギリスがEU離脱。ただしは、いい湯で脱衣しているようです。 第1話
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