ただしたちが山形に芋煮を食べに行くようです

芋煮の歴史などを学ぶんだし! 芋煮や芋煮会,最上川を交えながらわかりやすく解説

2016/02/12

メトロ

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芋煮 芋煮会 最上川 フード 山形 牛肉

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  • 今日はただし、サトル、ゆりか、ミカド・テイラーの4人で「日本一の芋煮会ファスティバル」に来ています!

  • やっとついただし…。朝早く起きて山形新幹線の始発に乗って、駅からシャトルバスを乗り継いでの長旅だったんだし…。

  • ははは、全額私が払ってやったんだ、ありがたくおもいたまえ!

  • うわー、すごい人出!山形にもこんなに人がいたのね!

  • 失礼なこと言うな!山形県は人口は少ないが平地が少ないため平地一人あたりの面積は…

  • サトル、長くなるからやめるんだ。今日は芋煮会を楽しむために来たんだ。

  • そうよ、せっかく山形まで来たのよ!サトルのうんちくを聞いてる場合じゃないわ!

  • おう、わかったよ、しかしまぁ、でかい鍋だな。直径6mもある鍋なんて世界にもあんまり無いだろうな。

  • さすが「日本一の芋煮会」と名乗るだけはあるんだし!

芋煮!
  • お、兄ちゃんたち、地元のもんじゃないっぺな。東京からわざわざ来てくれたんか!

  • たまには下々のものの伝統食でも食しようと調べてみたら、なんとも豪快な祭りがあるじゃなないか!それで興味を持ってきてやったのだ!

むかつくw
  • ボクはが食えればなんでもいいんだし!肉!肉をよこすだし!

  • あ、こいつらバカなんでほっといてください…

  • ははは、面白いだず!豪快というのはあれだべ、ほら、いまちょうど始まったべ!

  • それも2台同時にゴゴゴゴーって動いてるだし!迫力満点だし!

  • 話には聞いていたが、間近で見るとすごい迫力だな…。

  • ふむ、確かにスゴイ。しかし、あれでは機械油が混じって汚くならないのかね?

  • 大丈夫だず!あれは新車をよく洗って機械油の代わりにサラダオイルを使っているんだず!

まじか
  • 毎年新車を使っているんですか。予算が膨大なものになりませんか?

  • 貧乏人は大変だな、たかだか数千万だろう?

  • ははは、にいちゃんも冗談がうまいだず。でも、心配無用。使い終わったあのシャベルカーは丁寧にメンテナンスして中古車として売るんだず。縁起物として高く売れるんだず!

へー
  • へぇー!縁起物としてむしろ高く売れるなんて面白いわね!

  • そろそろいがんと芋煮がなくなるっべ!ほら、並んだならんだ!

  • ボクはもうお腹ぺこぺこなんだし…

  • うわ、もう行列が長くなってるな。急ぐぞ!

  • にしても、思ったより暑いわね。9月も半ば過ぎだから涼しいと思ってたんだけど。

  • ゆりっぺが裸になればいいんだし!

  • 確かに、結構な陽気だな。そんな時になぜこんな鍋物のイベントを行うんだ?

  • それはだな、一説によれば秋の収穫祭が芋煮会の原型なんだそうだ。だから米の収穫前後のこの時期から芋煮会が始まるんだな。

  • 収穫祭でなんで芋を煮るんだし?

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  • 里芋は米の不作に備えて米と並行して植付けされることが多かったんだ。

  • それなら、冬から春にかけて保存しておけばいいんじゃないの?寒いんだし。

  • その寒さが問題なんだよ。里芋は本来、南方の作物なんだ。保存するときも7度~12度で保管しておかないと傷んで食べられなくなる。燻したり、保温が効くところで保管する必要があるんだ。

  • ふむ、寒くなる東北では大量に保管できないわけだ。だから、里芋を大量に消費しようと考えたと。

  • じゃ、芋煮会は東北全体で行われてるんだし?

  • 東北では気候的に里芋が作れない青森以外の各地で芋煮会が開かれるな。

  • じゃあ、なんで山形が芋煮で有名なわけ?

  • 現在の芋煮の原型は江戸時代の最上川の船着場でできたと言われているんだ。当時は水運が中心だったから、道路よりむしろ川が重要な交通網だった。

  • 最上川下流にあたる酒田市は北前船で潤った街だな。

  • そう、県内の収穫した農作物や紅花等の特産品は最上川を下り、逆に塩や木綿、鉄、棒鱈などの生活必需品は酒田に荷降ろしし、そこから最上川を登って各地に届けられたんだな。

  • 話が長いんだし!それと芋煮がどう関係あるんだし!

  • 最上川中流にある中山町というところは昔から里芋の名産地として有名だったんだ。また、そこに船着き場があり、ある日、他の船を待っていた先頭が荷物の棒鱈と里芋を煮たら美味しかったというのが芋煮の発症だったという逸話があるんだ。それが明治時代になって棒鱈が豚肉や牛肉になった。まぁ、一気に有名になったのはこの日本一の芋煮会がきっかけじゃないかな?

  • あ、話してる間に順番が来たわよ!

  • ほう、これが芋煮というものか。随分シンプルな料理だな。

  • でも、大きな里芋がゴロゴロはいってるわね。これだけでお腹いっぱいになりそう。それに、長ネギ、こんにゃく…

  • それに牛肉だし!肉だし!肉!肉!

  • お前は本当に肉しか頭にないのか…。

  • さっそく食べるんだし!いただきますなんだし!って、あつ!あつなんだし!

  • 急いで芋にかぶりつくからだよ…。

  • 熱いけど、この芋がホクホクしててめっちゃおいしいだし!

  • 見た目の粗野さに似合わず、里芋の絹のようになめらかな舌触りが…。それに肉の甘みが…。

  • 通ぶってグルメレポーターみたいな言い回ししなくていいわよ。って、美味しいわねこれ。

  • うむ、あんな大雑把に作られてるからどんな味かと思ったが、普通にうまいぞこれ。

  • お、にいちゃんたち!山形の芋煮はうまいべ!ほら、山形の酒ももってきだず。

  • ありがとうございます。そういえば、山形も酒の名産地ですね。

  • いや、うまいのは酒だけではないべした。いま食べでる芋煮も全部山形県で作ったものを使ってるんだず!

  • 山形の牛といえば、高級品で有名だな。それはうまくてあたりまえだ。

  • 里芋もそうなんですか?東京で食べられる里芋とは味が違いますが。

  • そうなんだず。この里芋は大芋煮会のために商工会議所青年部が丹精込めて育ててるんだず。うまくないわけないず!

  • す、すごいこだわりなんだし…。

  • しかし、地産地消推進も兼ねてるのか。これだけ食材揃えるのも大変だろうに…。

  • 里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ネギ3,500本も使って3万人分を一気に作るんだべ!まさに日本一の芋煮会だべした!

  • そんな大量に煮込んでこの味とは大したものだ。うちの料理人を修行に出すか…。

  • そんなたいしたものでもないっぺ。それより、この日本酒を飲んでみるが?

  • おー、いただくんだし!

    (ごくごく)

  • はーっ!うまいんだし!

  • うまいがした!よがっだよがっだ!ほれ、そちらのねぇちゃんも!

  • あ、頂きます。うん、すっきりしてて美味しいわね。

  • 私ももらおうか。ほう、いい味ではないか。

  • あ、私は…

  • 下戸か?

  • いえ、そんなにいい酒をただで頂いていいのかと…。

  • 若い者が何を遠慮してるんだず?

  • では…。いただきます。…。うん、これはうまい。

  • だろ、なぜうまいかわかるが?

  • やはり、水だろうな。

  • んだず。山形は水が良い。空気が良い。だから美味しい農作物や肉、酒ができるんだず。その豊かさを感謝するために、俺らは毎年毎年芋煮をするんだず。芋煮は山形のアイデンティティであると同時に誇りなんだず!

  • 色々県内でもどの芋煮が正当な芋煮か揉めるそうですけどね。

  • 地域によっては味噌や醤油、具で違うがな…。それでも、最上川に育まれた山形県民は里芋でつながっているんだず。

  • 川が育む文化の絆ってところかしら。素敵だわね。

  • ところで、先程からただしがおとなしいんだが…。

  • まぁ、大変!里芋を頬張りすぎて喉につませたみたい!

  • 何やってんだこのバカ!

  • あらら、だれか水持ってこーい!

  • あー大事な水の言った直後にこれか…
    もったいないな。よし。

  • おらぁ!

  • 何するんだし!!!

  • おおー取れた取れた。良かったな。

  • お。ホントだし。あまりにうまいんで口に入れすぎたし……。

  • あぶないな…里芋を喉に詰まらせて死亡なんてただしらしすぎるぞ。

  • 死の淵で里芋の妖精に怒られたんだし。反省したし…。

  • 芋煮マン・里味ちゃんだな。山形が誇るゆるキャラじゃよ。

  • いや、うちの母ちゃんベースだったし…

  • ……。

  • おわり

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