ただしがCSA(地域支援型農業)に挑戦するようです

CSAは新しい農業のカタチだし! CSAや地域支援型農業,地産地消を交えながらわかりやすく解説

2016/08/29

Oki03

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CSA 地域支援型農業 地産地消 学習 家庭菜園 作物

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  • 今日も突然家に来て、いったいなんの用事だ?

  • 今日は休日だろうなーと思って来てみたら、ほんとにいたし。

  • すごい勘だな。

  • 実はサトルにお土産を持ってきたんだし。

  • お土産? 嫌な予感がするな…。

  • これだし。

  • ミニトマトとレモン。突然どうしたんだ?野菜と果物を持ってくるなんて。

  • 実はぼく、農業を始めたんだし。

  • 農業?ただし、熱でもあるのか?

  • いや、違うんだし。人と交流することが苦手なぼくには農業が天職じゃないかと思って始めてみたんだし。

  • 動機があまり適切ではない気もするけど、すごいじゃないか。畑見せてくれよ。

  • 了解だし。さっそくぼくの畑に向かうし。

  • ただしの家

  • ベランダの片隅でひっそりと育ててるんだし。

  • だからミニトマトとレモンなんて、オシャレ感の強い作物を持ってきてくれたんだな。

  • オシャレ感強いんだし?

  • なんだか女子大生やOLが育てていそうじゃないか。

  • そうなんだし?好きだから育ててるんだし。見てるだけで癒されるし。

  • 完全にOLじゃないか。

  • お店で見つけて、あまりにも可愛くて自分で育ててみたくなったんだし。しかも…。

  • しかも?

  • 食べれるんだし!ミニトマトで自家製パスタソースだし!

  • ただしにそういう一面があったとはな。ニートだけど、人生楽しんでるじゃないか。

  • これを使って何か出来ないか、サトルに聞きたくてお家にお邪魔したんだし。

  • そうだな、じゃあ試しにCSAごっこをやってみようか。

  • CSA? なんだかアメリカの映画でその名前を聞いたことがある気がするし。スパイみたいに敵国の情報を盗み出すんだし!

  • いや、それはたぶんCIAだな。CSAはCommunity Supported Agricultureの略、日本語では地域支援型農業と呼ばれる。

  • 英語と漢字ばかりで難しすぎだし!

  • 簡単に説明すると、消費者が地域の農業従事者と長期的に作物を購入するという契約を結ぶ、という農業のかたち、ってところだな。CSAの特徴は2つあって、ひとつめは消費者は契約期間分の作物を受け取るための代金を農家に前払いすること。

  • 最初にお金を払っちゃうんだし。

  • ふたつめは、デパートや八百屋さんのような小売店を介さないため、消費者と農家の距離が縮まること。消費者はどういった人が食物を育てているかを知ることが出来る。

  • CSAと産地直送の違い
    CSAと産地直送、どちらも食物が生産者から消費者へ届くまでの流通に仲介が少ないという共通の特徴があります。異なる点として、生産者と消費者の間の地理的な距離が挙げられます。例えば、産地直送だと、沖縄のパイナップルを東京の消費者が直接農家から購入することが出来ます。地産地消を前提とした仕組みであることがCSAの特徴といえるでしょう。
  • なんだか面白そうだし。CSAごっこ、やってみるし!

  • じゃあ、ひとまず向こう3か月分の作物受け取りのための料金を、消費者であるおれがただしに支払う。

  • サトル、ありがとうだし!いくらくれるんだし?

  • とりあえず、このミニトマトとレモンの量と相場から見て、ひと月分1000円、トータルで3000円を先にただしに支払う。

  • 了解だし!

  • 今月分は受け取ったとして、残り2か月分だな。

  • なんだか楽しくなってきたし!

  • おれがただしの家に毎月受け取りに来ても構わないし、ただしから郵送してもらってもいい。じゃあ、また一か月後、楽しみにしてるぞ。

  • ミニトマトとレモン、お届けするし!

  • さらに1か月後

  • サトルー。

  • おお、収穫はどうだった?

  • 今月はどうも天気が良くなくて、あまり上手くいかなかったんだし…。

  • ミニトマト1つとレモン1つ…。

  • 申し訳ないしー。1000円返せと言われても仕方ないし。

  • いや、これはCSAの目的の1つであるリスク分散だから、どうってことないぞ。

  • どういうことだし?

  • つまり、収穫が少なければ、消費者が受け取る量も少なくなる。CSAは農業に伴うリスクを、消費者にも分担してもらうことによって農家の負担を減らす試みでもあるんだ。

  • なら安心だし!1000円も返さなくて済むし!

  • でもミニトマト1つとレモン1つは、あまりにも少なすぎる気がするぞ。

  • 収穫が少なかったうえに、ほとんどぼくが食べちゃったんだし。

  • …。

  • これ、遊びのつもりで始めたからさ。全額とは言わない。今月分500円だけ返してくれないか?

  • だめだし。CSAだから、リスクを負担してもらうし。ぼくが作物を自分で食べちゃって出荷量が減ることも、リスクのひとつだし。

  • うーん、なんだか悔しいけど、まあ来月楽しみにしているよ。

  • 任せるし!

    さらに一か月後

  • 今日が受取日だけど、今月は凄く天気が良かったから期待できそうだ。

  • サトルー!

  • おお、すごい大きい荷物じゃないか!

  • 今月は天気も良くて、豊作だったし!

  • これは嬉しいな。そして、これぞまさしくCSAによって消費者が受ける恩恵のひとつなんだよ。

  • どういうことだし?

  • つまり、豊作であればそれだけより多くの作物を受け取ることが出来るんだよ。もちろん、前払いだから料金も変わらない。簡単に言えば、より多くの収穫があれば、消費者も得をするというわけだ。

  • ちゃんと消費者も得するんだし!CSAは農家だけにメリットがあるんだと思ってたし。

  • いや、そんなことはない。他にも消費者が得るメリットはあるぞ。例えば、実際に生産現場を訪れてみたり、食材がどのように生産されているか把握することが出来る。

  • ほー、ちゃんとサトルにもメリットがあったんだし。

  • それに、地域の経済にも有益だ。地域外からの仲介が少なければ少ないほど、消費者から生産者へ渡る金額が大きくなる。資産が外部へ流出せず、地域内で循環することになる。

  • なんだかメリットばかりだし!どうしてみんなやらないんだし?

  • 大きい理由として、一括でまとめて支払う分、通常の買い物よりも支払額が多きく見えてしまうことがあげられているそうだ。そのため、消費者が食いつきにくい。

  • でも実際はお店で購入する値段と差はないんだし?

  • ああ。ほぼ同じレートだと言われている。ただ、作物の生産量で消費者が受け取る量は変動するけどな。

  • 上手く出来た仕組みだし。

  • 最近ファーマーズマーケットが人気だったりするようだし、もしかするとCSAも消費者へ受け入れられていくかもしれないな。

  • サトル。ありがとうだし!CSAごっこ楽しかったんだし。

  • それはよかった。

  • この波に乗じてぼくもまた新たなものを育ててみるんだし!

  • おお、次は何を育てるんだ?

  • 実は、すでにミントとローズマリーを新たに栽培しはじめたんだし!

  • おいおい、オシャレに拍車がかかってるぞ。あとはバジル、パセリ、アボカドで完全制覇じゃないか!

  • サトル、どうしてぼくが新しく育てようと思ってた野菜を知ってるんだし?

  • まさかただしがここまで家庭菜園をオシャレに楽しむ、いや、エンジョイしているとはな...。

  • 早く家に帰って水やりしたいしー!待っててねー野菜ちゃんたちー!

  • あの怠け者のサトルのこんなオシャレな趣味があったなんて。センス抜群の家庭菜園にサトルも驚きを隠せないようです。実際のCSAが家庭菜園の規模で賄われることは無いと思いますが、ただしもいい勉強が出来たのではないでしょうか。

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