ただしが都市開発のさわりを学んだら案外面白かったようです

都市を作りあげる壮大な計画だお! ビジネスや都市計画,無秩序を交えながらわかりやすく解説

2016/02/22

Oki03

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ビジネス 都市計画 無秩序 住民組織 ゾーニング

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  • 今日のテーマは「都市開発」めずらしく散歩をしているただしですが、街並みが気になるようですね…

  • 外を歩くのは、やっぱり気持ちいいしー。

  • 今日は天気もいいし、散歩日和だな。

  • どこまでも歩けるような気がするし。 サトル、まだまだいくし!

  • そこまで元気だと、逆に不安になるな、、、

  • それにしても、ここは自然がいっぱいでいい場所だし。 都会と違って空気が澄んでて気持ちいいし。

  • 田舎の雰囲気ってのも大切かもな。

  • でも、こんな大自然に東京みたいな街を作るなんて、人間ってすごいし。

    道路もあるし、大きい建物もあるし、想像もつかないし!

  • 自然とのバランスも大事だが、都市は人類の創造物の中でも最大規模だからな。

  • でも、どうしてそんな大変な作業を好んでやるんだし。 言ってしまえば、めんどくさいはずだし。

  • 都市ができる理由か。それは、経済活動の影響が大きいといわれている。

ふむふむ
  • 経済活動って、つまり仕事だし。

  • そのとおり。

  • ちょっと難しそうだし、、、

  • 考えてみれば単純な話なんだけどな。

  • つまりどういうことだし?

  • たとえば、人々の住む地域を1本の線として考えてみよう。

    その線を7つに区切って、7つの居住区があるとする。それぞれ左から、居住区①から⑦としよう。

  • 頭がごちゃごちゃになりそうだし。

  • そこに、商店Aと商店Bがあるとする。住民は、移動にもコストがかかることを考慮して近くの商店を利用するだろう?

  • それはそのとおりだし。

  • そうすると、商店は多くの客を得るために、場所争いをする。すると最終的に、左から4つ目の居住区④の隣に店を置くことになるんだ。

  • するとどうなるし?

  • 居住区④の左に位置する商店Aは、居住区①、②、③、そして④の半分を。居住区④の右に位置する商店Bは⑤、⑥、⑦、そして④の半分の住民を客として獲得することになる。

  • きれいに半分に分かれたし!

  • これがホテリングのモデルといわれていて、こうやって顧客を獲得するために立地を考慮することで多くのお店が集まることになる。まあ、これが都市ができる理由のひとつと考えられている。

  • なるほどー、自然に出来たってわけだし?

  • まあ、そういう言い方も出来るが、むしろ無秩序は都市にとってよくないんだ。

  • んー、どういうことだし?

  • よし、じゃあある町を上空から見てみよう。

  • 上空?

  • いくぞっ!

  • おわぁっ……浮いているし……

    それに見慣れない風景、いったいどこの上にいるんだし?

  • ある町だといっただろう?

  • それにしても、空に浮いたりテレポートしたり、サトルは何者なんだし。

  • まあ、考えすぎないことだ。 とにかく、あそこを見てみろ。

  • ん?家が建ってるし。

  • その周囲はどうなってる?

  • 見る限り何もないみたいだけど、、、。 すごく不便な場所にあるし。

  • そのとおり。こうやって住宅が郊外に無秩序に散らばってしまっている状況をスプロールという。

  • どうしてこんなところに家を建てたんだし?

  • たとえば、人口が一時的に増えた等の理由でこの周辺の土地の価値が上がったり、将来的なものを見据えずに、目先の利益にとびついた結果なんだ。その後、目立った発展が起きず、このような状況になってしまったわけだ。

  • なるほど、急がば回れだし。

  • 個人としてはそれでいいのかもしれないが、全体として見るとその通りなんだ。たとえば、道路や交通機関をこの土地まで伸ばしたり、水道や電気を提供したり。簡単に言えば、効率の悪いお金の使い方になってしまう。

  • 税金がもったいないし!

  • ニートのお前が言うのは、ちょっと違う気もするが、まあ正しい。このような無秩序を防ぐために都市計画というものがある。

  • なるほどー。たとえば、どんな計画があるし?

  • 日本で有名、分かりやすい例として奈良が挙げられるな。碁盤の目上に道が作られていたって聞いたことないか?

  • 日本史の授業で習ったし!

  • あれも計画に基づいて作られた都市だといわれている。

  • 計画的に区切ったんだし!

  • その通りだ。

  • 知らないところで、いろいろ計画されてたんだし。

  • いかに効率よく、人々の生活を便利なものにすることが出来るかって話なんだが、最近はそれだけでは駄目みたいなんだ。

  • どういうことだし?

  • さっきただしが言ってたこととも関連するが、自然とどういう関係を築いていくかという事だ。

  • それもいいけど、サトル、そろそろ降りたいし、、、

  • ああ、完全に忘れていた。ひとまず降りる前に、最近話題の都市に行ってみよう。

  • え?おわわわわー

www
  • アメリカ合衆国 オレゴン州ポートランド

  • アメリカまで来てしまったし…

  • ここポートランドはコンパクトシティとして、ここ数年有名な都市の1つだ。

  • つまり、小さい都市ってことかし?

  • そうだ。スプロールとも関係するが、拡大しすぎると都市というものは効率が悪くなってしまう。そしてもうひとつの問題が、拡大を続けると周囲の自然環境を変化させてしまうということだ。

  • それは確かによくない気がするし。

  • そこで、オレゴン州では都市成長境界線という制度を設定した。簡単に言うと、この線から先は都市開発を行ってはいけないという話だ。

  • 難しいと思ったら、すごくシンプルだし。それでどうなったんだし?

  • そうすることで、周囲の自然環境や、農業用の土地を守ることが出来たわけだ。ただ最近、この制度が今度は住宅価格の高騰という問題を引き起こしている。

  • おうちがたくさん必要になったってことかし?

  • ポートランドは、アメリカでもかなり住みやすい都市であると言われていて、移住者がどんどん増えているんだ。その結果、家が必要になったが、境界線のために住宅地用の土地が確保できない。

  • それで、結局どうするんだし?

  • 拡大することに決まったらしい。

  • やっぱりそうなるのかし。反対意見はなかったのかし?

  • これもまた都市計画の話になるんだが、住民同士、住民と行政の話し合いなどがもちろん必要になってくる。自治会やNPOといった住民組織はもちろん、経営者の意見も交えて話し合いをする。これも、計画を作るために必要な活動のひとつだ。

  • ふむふむ。

  • もちろん反対意見も出たが、入念な話し合いを通して拡大が決まったんだ。

  • それなら安心したし!都市計画って、なかなか興味深いし!

  • まあ、都市計画を考える上で面白い場所のひとつだ。次は、おれの実家を見てみよう。

  • サトル宅上空

  • いちいち空に浮く意味はあるのかし、、、

  • そのほうが周辺環境を把握しやすいだろ。おれの実家とその周辺を眺めて、気づくことはないか?

  • うーん、なんだかお家がたくさんたってるし。それと、なんだか大きさも似てるような気がするし。

  • よく気がついてくれた!これはゾーニングと呼ばれる手法で、エリアをどのような目的で利用するか区分することを言う。そうすることで、たとえば家の隣に工場が立ち、騒音被害を受けたり、高層ビルで日光を遮られることもない。

  • なるほどー。バスとか道路も通しやすくて、効率もよいってことだし!

  • 分かってきたじゃないか。そろそろ降りようか。

  • ただし宅

  • ふう。最終的に帰ってこれたし。この際、どういう技を使ったのかは聞かないし。

  • そのほうがいいぞ。どうだ、都市計画って面白いだろ。

  • かなりおもしろかったし!

  • よかったよかった。これを機に都市計画を勉強してみたらどうだ?

  • そうするし! 早速シムシティをやるし!

  • うーーーん…

  • おわり

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