第7話

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ただしが神になったようです旧約聖書編【創世記】 第7話

ヤコブさん全権相続の裏事情と、12兄弟誕生の巻なんだし! 旧約聖書やイサク,アブラハムを交えながらわかりやすく解説

2016/05/18

小野小餅

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旧約聖書 イサク アブラハム 世界史 サラ 創世記 宗教 聖書 ユダヤ教

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  • 『エサウの結婚、そして。の巻』

  • 双子の兄弟に恵まれたイサクさん一家。飢饉が来てエジプトに行こうとするという先祖代々それはお約束なのですかというごたごたもありつつ月日は流れて。

  • さらっと流してるけど、途中のゲラルって町でまたお家芸の「奥さんの事を妹と偽る」作戦発動させてるだし…。

  • 今回は、おそらく先代の王様から話を聞いていただろう今の王様が先に気付いて、イサクと同盟契約を結ぶ形で回避されているから大丈夫だ。

  • 父がやらかした失敗のおかげで、子が同じ罪をしでかさずにすんだ、良かったね、という話ですね。

  • そ、そうだしかぁ〜〜〜〜????

  • 深く考えたら負けだ。

  • そんなこんなで双子も40歳になりまして、エサウは手近で気に入ったカナンのヘト人の娘と結婚しました。しかも二人。

  • あれ?嫁取りはしてやらなかったんだしか?

  • 「彼女たちはイサクとリベカにとって心の痛みとなった」とあります、勝手に黙って結婚しちゃったんですね。

  • 自由恋愛の勝手な結婚だからな、そりゃ両親としちゃたまったもんじゃなかったろう。二人共親バカではあったが敬虔な神の信徒だったんだから。

  • あー…何か解っただし…前に晩ごはんと長子の権利とを簡単にとっかえたりしてたのは、そういう神との契約とか信仰の相続とかに無頓着だったって事なんだしね?

  • そういうこったな。だが、イサクが年老いていよいよ目も悪くなって息子に全権を相続させようという時に、呼んだのはエサウの方だった。

  • そんなんでも長男の方がいいんだしかー。

  • バカな子ほどかわいいって言うしなぁ。で、イサクは言うんだ。「死ぬ前にお前が獲ってきた鹿の料理が食べたい」と。

  • そんでエサウは急いで狩りに出かけるんだし…いい話なんだし…。

  • ところがそれを聞いていた妻リベカにしてみたらたまったもんじゃない。急いでヤコブを呼んで「今すぐ群れからヤギの子を二頭持って来い、私がそれで料理を作るからお前はエサウに変装して父のもとに持っていけ」と。

  • なんて酷い話だし!!!

  • ここからは久々にお二人に演じていただきましょうか。父イサクはサトルさん、子ヤコブはただしさんで。さんはい!

  • 父さん。

  • 誰だー。

  • 長子のエサウだし。言われた通りに鹿の料理を持ってきたので食べて私を祝福してほしいだし。

  • えらい早かったじゃないかどうしたんだ。

  • あなたの神様が祝福を授けてくれたんだし。

  • そうかー?腕に触らせてくれるか?

  • ※ 毛皮を巻いた腕を差し出す

  • おお、このゴワゴワは確かにエサウだな。間違いないよな?

  • そうだし。

  • じゃあ料理を食べさせてくれ。…ああ、うまいな、ワインもあるのかありがたいな。じゃあ祝福しようか…「子よ、さあ、近寄ってわたしに口づけしなさい」

  • ………。

  • ………。

  • 勘弁してくれだし…。

  • 俺ももうムリだ…。

  • そうですね、誰もお二人のキスシーンなど見たくないでしょうし、ここまでで。

  • しかし酷い次男だし!ここまで何度もウソついて父親を騙すなんて!!こんなんで相続して神様は怒らないんだしか!?

  • 全く怒りませんでした。

  • えこひいきひでえ!!!

わかる
ふむふむ
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
わかる
  • えこ贔屓も何も、最初から、母の胎内に居る時から、ヤコブが後継者となりエサウはそれに仕えるのだと、決められていた事ですので。

  • えっ…いやそれはそうだけどじゃあこれって…

  • 母と次男にとっては一生一代の大博打だったろうが、実はそうなるように神に最初から仕組まれていたんだな。

  • じゃあエサウは一体何のために産まれてきたんだし…悲しすぎるだし…!!

  • その後獲物を狩って帰って料理を作って意気揚々と父の元に戻ったエサウ。

  • 「えーっ、さっきのエサウじゃなかったのか、もう祝福残ってないよ!!」

  • 「酷いだし、何か出してよパパ!!」

  • イサクはヤコブに神との契約の権利も全て与えてしまっています。それは①農作物が豊かである事②全ての国々の者が仕えるようになる事③神の祝福と、それを伝える努め、この3つです。

  • 「というわけで残っているのは①農産業は諦めろ②剣に頼って生き抜け③弟が神の代名だからちゃんと仕えろ。この3つをやる」

  • 「いらんわあああああ!!!」

  • 腹の虫が収まらないエサウは、父が死んだら弟を殺して権利の全てを奪ってやろうと思いつめます。それを聞いた母リベカは「一日のうちにお前たち二人を失ってよいだろうか」と、ヤコブにすぐ自分の故郷に逃げるように言います。

  • いやかーちゃん、あんたのせいでもあるだろうし。

  • 神の思し召し。神の思し召し。

  • イサクへの説明には「エサウの嫁みたいに異教徒の娘とヤコブが結婚したら私はもう生きている意味が無い」とまで。エサウの結婚についてはイサクも頭を悩ませていましたから、これに快諾してヤコブを送り出します。

  • 事ここに来て初めて自分の結婚が親の意志に、ひいては神の意志にそぐわない物だったとやっと気付いたエサウは伯父イシマエルの所に行ってその娘を三人目の妻に迎えたが、既に時遅し。

へー
ふむふむ
わかる
ワロタ
  • イシマエルの家系は神様の直径ではないよって、前に言われてしまってるだしね…空回りばかりするかわいそうなダメ兄ちゃんって感じだし…

  • ダメ兄貴同士で姑と婿の関係は良さそうだがな。

  • 『ヤコブの結婚と女の戦いその何度目か。の巻』

  • 途中で神の啓示を受けて感激して祭壇を建てたりしながらヤコブはパダン・アラムに着きまして、井戸で早速ナホルの子ラバンの娘ラケルに一目惚れします。

  • えーっとラバンっていうのはリベカ母ちゃんのお兄ちゃんだったし?

  • そうだぞ。父と同じように、同じ信仰を持つ一族から嫁を選んだ、神の意志だというわけだな。

  • 一目惚れのくせにだしー。

  • 事情を知ったラバンは、娘を嫁にやる代わりに7年自分の所で働いて行けと交渉します。ラケルには娘しか居なかったので入婿に迎えたかった思惑もありました。

  • だが恋する一念、7年などあっというまで、めでたく結婚式となる。が。翌朝奥さんの顔を見てヤコブはどんだけ驚いたか。

  • 「姉より先に妹を嫁がせるわけにはいかないから」という理由で、ラケルの姉レアと結婚させた…っておいこれひでえだし…

  • 「ラケルも欲しいならもう7年働いて行きなさい」と。

  • 酷い話だし…そんでもその通りもう7年我慢するんだからそりゃ相当惚れてたんだしなぁ。

  • おかげで割を食ったのは姉のレアです。当て付けのように結婚させられ、しかもその後もあくまでも愛されているのは妹の方だと公言されているような物ですから。

  • あ…っ、確かに、お姉ちゃんも辛い立場だし…

  • 神様はそんなヤコブの態度を戒めるように、レアには子を授け、ラケルには子を与えませんでした。その間にレアが産んだ子は4人

    • ルベン、神が自分を見てくれたから「見る」
    • シメオン、神が自分が嫌われていると聞いてくれたから「聞く」
    • レビ、三人も産んだら夫も親しんでくれるだろうと「結びつき」
    • ユダ、こんなに子を授けてくれた神を褒め称える「賛美」
  • 意味が…こう、すごく心に迫るだし。レアさん辛かっただしな…。

  • しかしラケルはラケルで夫により愛されている、本来は自分だけの夫だったはずという自尊心が捨てられません。ヤコブの子を産むために自分の側仕えの女ビルハを差し出しました。

  • あー!!それ良くないパターンだしー!!

  • 当時はそんな風に、不妊の妻の代わりに妻の側女を代理母にするのはよくあったようだがな…

  • そんなわけで二人の子が産まれます。

    • ダン、神の裁きで代理とはいえ子供ができたから「裁き」
    • ナフタリ、姉との争いの末に産まれたから「争い」
  • …サツバツ…!!

  • レアも負けてられないと思ってか、側女のジルバを差し出す。産まれた子はこちらも二人、

    • ガド、「幸運」
    • アセル、「尊敬」
  • どんだけだし…もう二人共そろそろ落ち着いたらどうなんだし…!

  • まだまだ。ある日レアの長男ルベンが「恋なすび」という薬草を見つけて持って帰る。

  • いかにも恋愛関係に使われそうなお名前だし…。

  • 毒草で、現代の人間は皆避けるほどの物だそうだが、当時は不妊に効く薬として使われた事もあったらしい。で、ラケルはレアに「それを譲ってくれ」と直談判。「代わりに夫は今日はあなたのに行くようにするから」

  • 何となく気付いてたんだけど、もしかして、ヤコブさんの意志ってもう、関係ない感じだし…?

  • もう単なる子作りマシーンと化しているな…この辺は…。で、その取り決めの通り、またレアが子供を産む。

    • イッサカル、「報酬」
    • ゼブルン、6人も自分が産んだんだから夫も尊敬するだろうと「尊敬」
  • デナっていう女の子も産んだんだし…レアさんすげえ。

  • そうこうするうち、恋なすびが効いたのか、ついに神様がラケルの苦悩を許したのか、ラケルも子供を産んだ。

    • ヨセフ、「加える」「授ける」という意味だ
  • ひーふーみの…11人。男の子だけで11人。大変だしー。

  • 後年にラケルが最後にもう一人産むから合計12人。最後の子は難産でラケルの命と引き換えに産まれたので「苦しみ」という名の「ベノニ」と呼ばれたが、ヤコブは「幸いの子」という意味の「ベニヤミン」と名付けた。

  • 全部で12人かー…。あれ?12人…?

  • そうだ、これが「イスラエル12支族」の祖だ。ここからイスラエル建国の歴史が始まる。

  • 神様がなんにもない所から世界を作って、ついにここまで来ただしかー。

  • この後も創世記ではヤコブがイスラエルの名を戴く話や12支族が現在何故受難を受ける事になるのかなどの説明が続きますが、まずはここまでとしたいと思います。

  • 後は面白そうな人の人生のピックアップって感じだし?

  • そうだな、ヤコブは独立して語るほうがいいだろう。

  • また僕が神様になれるだしか!?

  • その可能性は限りなく低いがなー。

  • とほほだしー…。

  • おわり

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