第3話

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ただしが神になったようです旧約聖書編【創世記】 第3話

お父ちゃんの失態から大変な事に繋がっちゃったんだし!ノアの息子たちからバベルの塔、アブラハムの誕生までざっと解説! 旧約聖書やバベルの塔,アブラハム契約を交えながらわかりやすく解説

2016/04/11

小野小餅

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旧約聖書 バベルの塔 アブラハム契約 世界史 ノア カナン アブラム 創世記 宗教 聖書 ユダヤ教

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  • 『ノアの息子たちの巻』

  • 大洪水でリセットされた大地が乾き、再び草花が生い茂るようになると、神は生き残った生き物に祝福を与えて栄えさせます。ノアの家族もぶどう農園を作ってぶどう酒を作り出したり、平和に真面目に暮らしていましたが、ある日事件が起こりました。

  • 今度は誰が殺されたんだし…

  • いやそれは無いが。ノアがうっかりぶどう酒飲み過ぎて、酔っ払って裸で寝ちゃったんだな。

  • そんなの僕もよくやるし。

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  • お前と偉大な預言者様を一緒にすんなよな。

  • ノアには三人の息子が居て、そのうちの一人ハムが最初にそれを見つけると、他の二人の兄弟に教えました。それを聞いたセムとヤテペの兄弟は、父の裸を見ないように後ろ向きになって父に着物をかけてやりました。

  • ほんわかホームドラマでいいお話じゃないんだし?

  • 当時は裸を見られるというのは大変不名誉な事だったんですね。なので目覚めて顛末を知った時にノアはハムの末の息子カナンに呪いをかけます。

  • 何で息子!?

  • ハムの子孫に、という意味だと思いますがここだけ読むと酷いじじ…いや、お祖父様ですよね

  • 全くだな…

  • このカナンが後にカナンの地に住むカナン人の祖になる訳なんですが、ともかく、ノアはセムとヤテペを祝福し、カナンは兄弟たちの下僕として仕えるようにと呪いました。

  • 『バベルの塔の巻』

  • さて、ここでまた家系図です。聖書ではこういう「誰の子孫が何をしたか」というのが重視されるんですね。なので呪われたハムの子孫が何をしたのか、祝福されたセムとヤテペの息子がどうしたのか、という説明の為に書かれています。

  • 固有名詞たくさんで目が回るんだし…

  • まあ、重要人物はそういう風に書いてあるから…えーとヤテペの子孫は海沿いに々を起てて住んだ。ハムの子孫は…クシ、ミツライム、プテ、カナン。クシの息子ニムロデが世界最初の「権力者」。『「主の前に力ある狩猟者ニムロデのごとし」ということわざが起った。』ってくらいだからまあ、相当な反骨精神の象徴って事なんだろうな。

  • 何だか嫌な予感しかしないんだし。

  • 彼らはアッシリア方面に展開。ミツライムの子孫からも色々経てペリシテ族とかが出来た…

  • ノアの息子たちの子孫から世界全ての民族、国家が生まれた、という事ですね。セムの息子たちについてもここでは簡単にですが書いてありまして、セムから数えて5代目のペレグ。彼の名の由来について『これは彼の代に地の民が分れたからである。』とあります。

  • 何となく理解しただし。つまりセムとヤテペの子孫は神様にとって「良い子たち」の民族になって、ハムの子孫は「悪い子たち」の民族になって行ったって事なんだしね?

  • そういう事です。という訳で、ハムの子孫ニムロデが興した国が(後の)バベル。

  • あー…なるほど…だし…。

  • 彼らは焼きレンガを発明、アスファルトでそれらを貼り合わせて巨大建造物を作り上げるという、当時では最先端に当たる技術を開発。調子に乗って塔を建て始めます。

  • 「さあ、町と塔とを建てて、その頂を天に届かせよう。そしてわれわれは名を上げて、全地のおもてに散るのを免れよう」。『名を上げる』ってのが「神に成り代わる」的な意味になるんだっけ。

  • 傲慢ここに極まれり、だし…。

  • 「地のおもてに散るのを免れ」るというのも「地に満ちよ」と命じた神の意志に背く行為ですしね。なのであっさりと塔は神に破壊され、人々は強制的に散らばされ、再び集って変な事を考えないように言葉もそれぞれ違う物にされました。

  • 「バベル」ってのは「混乱(する・させる)」って意味の名前なんだってさ。だからこの町はバベルと呼ばれる事になった、と。

  • 僕が外国語の授業で苦しんでるのも全部こいつらのせいなんだしー…。

  • 『アブラハム契約の巻』

  • さくさくとバベルの塔のお話は終わって

  • 本当だ、9行で終わってるし。

  • これからがいよいよ創世記の本番。『アブラハム契約』についてのお話になります。

  • えっ、今まで前座だったんだし!?

  • 創世記全50章のうちやっと11章まで来たところだからな…

  • 日本ではこの前座部分だけが有名になってる感じだし…

  • ここからは信仰の肝になる部分ですからね。物語として楽しむには重いのかもしれません。さて、ここで改めてセムの家系図が詳しく出てきます。

  • 430年生きたとか200何年生きたとか…神様って人間の寿命120年に決めたんじゃなかったんだし…?

  • きっとそれも大洪水でリセットされたんだよ…。

  • その辺は気にしたら負けです。

  • お、おう…。

  • セムから数えて9代目にテラという人物が現れます。テラはアブラム、ナホル、ハランの兄弟の父で、ハランの息子がロトです。彼らはカルデア(メソポタミア)のウルに住んでいましたが、ある日突然、テラはアブラムとその妻と、孫のロトを連れてカナンへ行こうとします。

  • 理由が何も書いてないのがすごいな。

  • ハランが父に先立って死んだ、アブラムの妻は不妊だった、などが簡潔に書いてありますからその辺の風習的な迫害はあったのかもしれませんね。しかし旅だったはいいけれど、テラは途中の、死んだ息子と同じ名の町ハランに留まりそこで死んでしまいました。

  • やっぱり何か早く死んだ息子への思い入れとかあったんだしかねぇ。

  • そのアブラムさんですが、75歳の時に突然神様のお告げを聞きます。

  • やっぱり唐突だな。

  • 神様気まぐれなんだし…。

  • 「あなたは国を出て、親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」。アブラムは後に「信仰の父アブラハム」と呼ばれます。つまりこれが「根源的約束」『アブラハム契約』です。

  • 何だかよくわかんない感じだし…

  • うーん、解説読んでも漠然とした感じだなぁ。現在進行形で果たされている約束…って事らしいけど…

  • 地上に生きる人全てが「いずれ」アブラハム=神によって祝福される、つまりこの神様を信仰する事になる、という事ですね。アブラハムはその時全世界の祖になるというわけです。そんなわけでアブラムは妻と甥のロトを伴って、まずはカナンを目指します。

  • お父さんのを果たすんだし!

  • カナンは既に多神教のごった煮のような国になっていましたが、アブラムがここにたどり着くと神様が「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」と言ってくれたので、祭壇を立てました。

  • めでたしめでたし、だし!

  • ここから試練が始まるわけだよ。

へー
  • 試練だしか!?

  • まあ、どんなに苦しくてもちゃんと信仰を貫きなさいよっていう?教育的指導といいますか?

  • 何でそんなふわふわしてるんだし…。

ふむふむ
  • 割とえげつない「試練」与えてくるからな、神って。

  • あげると約束してくれた地がいきなり飢饉に見舞われたりですね。

  • 何でそんな事するんだしか!!

  • 食っていけないなら仕方がないっていうんで一行はエジプトに避難する事になる。

  • そりゃそうだし。

  • 所でアブラムの妻サライはどえらい美人でして。それはもうエジプトに行ったら王様に見初められるかもしれない、そうしたら自分は殺されるかもしれない、とアブラムが心配するくらいの美人でしてね。

  • それはそれで、何だか病んでるイメージだしなぁ…

  • 実際見初められちゃうんですよ。で、夫だったら殺して奪い取る選択肢になりますが、兄だったら「美人嫁の身内」として歓待されるだろうと踏んで、その通りにするわけです。

  • いや最低だしそれ。

  • まあ最低だな。偽証に加えて妻に姦通させようっていうんだから。

  • 当然神様は怒ってエジプト王に疫病をふらせて、夢で真実を告げ口します。

  • エジプト王いいとばっちりだし!!

  • 「そんな事とは知らなかったんだ、財宝やるからとっとと女連れて出てってくれ」と。王様はアブラムを追い出します。

  • …何だか釈然としないんだし…。ちゃっかり財産もらっちゃって…。

  • まあその後はしっかり神様の試練を受け入れて頑張って行くんだろ…多分。

  • そんなこんなでアブラムの旅はまだ続きます。

  • つづく

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