ただしが吉田兼好を見つけたので話してみた

兼好は今ならタレント文化人として引っぱりだこ!? 吉田兼好や徒然草,卜部兼好を交えながらわかりやすく解説

2015/11/24

菅原

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吉田兼好 徒然草 卜部兼好 人物 ミカン 戒め 吉田神社

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  • いつものただしとサトルが、今日は射的遊びに来ているようですね…さて今日は何が起こるのでしょうか。

  • くそーあのラジコン欲しい!!

  • これで6回目だろ、どんだけ下手なんだよ… しょーがない、俺が取ってやるから次の場所へ行こうぜ…

  • それはやだね、何としても僕が取りたいし!! パンッパンッ!はぁー取れねぇし…

  • 弾は一つだけにしなさい、二つがあると後の弾を頼りにして初めの弾をおろそかにする。 射るたびに当たり外れを考えずにその、たった一つの弾で当てようと思いなさい

だれだw
  • えっ5つで300円なんだけどな…やってみるし! おばちゃん!60円を払うから1つちょうだい!!

  • しょうがねぇな、今回だけだぞ

  • ありがとうよ!

  • おおおおお!!当たったし!!

  • なるほど、弾があればあるだけ人は油断して、打ち損じるものなんだな…

  • 怖いじゃろ?自覚してはいなくても二つ目があるから大丈夫だと思ってしまう 体に怠け心というものが伝わってしまうものなんじゃぞ

    なーんてな、これは受け売りじゃ~ けれど、人の心は弱いものなのです、この戒めはあらゆることに通じるでしょう

  • おっさん、すげぇし…

  • いやぁ~どうもどうも! まいどありーー!!

  • こっちじゃないし! 戒めの話をしてくれたそっちのおっさんだし!!

    つーかおっさんだったのかよ!!

  • おじさんとおっさんでいいじゃん…

  • 青年、お見事であったぞ!

  • おっさん!ありがとうよ!! なぁ、さっきの、この戒めはあらゆることに通じるってどういう意味? 何ひとつ思い浮かばないし…

  • 例えば、仏の道で修行する者でさえ、 お?日が暮れて夕方になってきた…続きは明日の朝やろう 翌朝、あ、朝は寒すぎる!続きは夕方にやろう 夕方、もう少し暖かい季節になってから気合いを入れて本気で修行しよう このようにずるずると、怠け心に流されてしまう

  • うっ…心当たりがたくさんありすぎて面目ないし…

  • 確かにあらゆることに通じるね…

  • 限りある人生なのに人は流されて行きがちです。 生きている、その一瞬ごとに怠けず油断せず、やるべきことを直ちに実行する。 それはとても難しいことですが、人はそれを目指して生きるべきでしょう。

  • おっさん…だだのおっさんじゃないし!! 何者!?

  • 卜部(うらべ)兼好と申します

  • ああ!!どっかで聞いたことがあると思えば吉田兼好の徒然草に書いてあった! えっ、よ…吉田兼好?

  • ほぉー吉田兼好の徒然草。 そんな作品があるんだー。 苗字は違うけれど私と同じ名前の人がまったく同じことを思ったのは嬉しい限りですねぇ

  • いやいや!あなたですよ!作者はッ

  • はい?私、吉田ではなく卜部ですが

  • 【解説】本人はその名前を知りません。 卜部兼好は本名

    兼好は京都・吉田神社の神職の子として生まれた歌人、古典学者、能書(字の上手な人のこと)家 江戸時代頃に間違って広まった名前が「吉田」なのである。

  • ええ!?私のことだったのですか! だって!確かに随筆は書いたけどタイトルつけてないし、私の名前は卜部兼好だし

そうだったのか
  • 【解説】

    タイトルも吉田という名前も後世勝手についたもの
    ちなみに源氏物語も章名はあったが、全体のタイトルは不明だった

  • 僕らの時代、本にタイトルってつけないのが普通だったんだよ

  • 【解説】

    吉田兼好の徒然草は清少納言の枕草子、鴨長明の方丈記と並んで三大随筆と呼ばれる名作

    徒然草は鎌倉時代末期、1330年あたりに成立したとされるエッセイ。全243段の内容は世俗への辛辣な批判からユーモア、死生観にいたるまでさまざまあり、多様。

  • そういうわけで(どういうわけなんだが…)兼好さんが把握したことだし、次の場所に移動するぞ。
    ただし、……ラジコンをにやけながら眺めてるし… おい!そろそろ行くぞ

  • え?もう? おっさんも行こうよー

  • ついていっていいの?ちょうど退屈してたからありがたや~

  • 温泉に行くか?ここ有名だしな

  • 温泉!いいですね!

  • 行こう行こう!!

  • はぁー…いい温泉だしー

    …はぁ…(ため息)

  • 何かあったのかい?

  • いや…あの、僕、片思いしてね… サトルに相談したんだけど、口からの告白は出来ないなら手紙にすれば?って…

    僕、字が下手だし自信がないし、サトルに書いてもらおうと頼んだけど、頑固でなかなか首を縦に振ってくれないし!ふと時間があると揉めるんだよー

  • ただしくん。字が下手でも、気にせずのびのびと手紙を書くのがよい。自分の字が見苦しいからといって、他人に書かせるのはよくない。見た目を整えようと誰かに綺麗な字で書かせたものより、自分の字で書いた手紙の方が何倍も良いんだよ。

    心をこめて書くことが大切なのじゃ

  • ほれみろ! 俺の言った通りだろ!

  • 兼好さんまでそう思うのかぁー 確かにサトルに書かせても心をこめてないしね…うし!僕が心をこめて書こうではないか!

  • ようやくけりをつけたよ、長かった…

  • いやー若い頃恋に必死だったことを思い出すなぁ。 世の人の心惑はす事。 人の心を惑わせることといえば色欲に勝るものはない。人って愚かだ。香りなんてその場限りの物なのに、衣装から良い香りがすればときめくものだ。 久米の仙人が洗濯している女の白い脚を見て神通力を失ったという話があるが、綺麗な肌やふくよかな手足を目にすれば、さもありなんである。

いいこと言うw
  • 兼好ですらエロには勝てないのかー

  • 男みんなそうなんだしー

  • でもね、女は髪のめでたからんこそ、 女は綺麗な髪が人を引き付けるが、人柄や気立ては、話し声を聞けば物越しであっても判るものだ。 女は男の心を惑わす。熟睡もせずわが身を惜しまず耐えられない状況でも耐え忍ぶことができるのは、女は恋に生き暮らすためだ。 まったく女への執着は根深く深淵でどうにもならないものである。人の五感を刺激するものは多々あれど撥ね退けることができるが、ただ女に関してだけは老いも若きも理知ある人も愚か者も断ち切りがたい。 なので、女の髪で作った網は大きな象も繋ぎとめられるし、女が履いた下駄で作った笛の音には秋の鹿が寄ってくると言われるのだ。自らを戒めて恐れ慎むべきは、女への迷いである。

  • それって兼好さんの女対策…?

  • うーん…僕には難しすぎるしー真剣に聞いていたらのぼせちゃったし~

  • すまぬ、もう上がろうか

  • ゴクゴクゴク…ぷわぁー!!
    フルーツ牛乳うまいし!!

  • この辺りはたくさんで良いような場所ですねー

  • 散歩しようか! (あのただしを黙らせた兼好さんの後に行くー!!)

  • ほぉーあの遥かに続く苔の細道を歩いて行ってみよう。 おお!これは…寂しげに暮らしている風情の庵ではないか!落ち葉に埋もれた樋から落ちる水滴の音しかしない…戸外の棚に菊や紅葉の枝が置いてあるので、誰か住んでいるのだろう。 こんな山里のところでも生きていけるものだなー

  • そ、そうですねーすっげぇ感受性が強えぇ… 俺にはわからんが…ただしは…

    同じのようだな…

  • ……あの庭に実がたわわに育ったミカンの木がありますね…

  • なんだこれは…ミカンの木の周囲を厳重に囲ってあるし!誰も盗らねぇし!!

  • 興ざめしたなぁ…この木がなかったらよかったのに

  • 【解説】 ミカンは売ればお金になる財産。兼好はこの家に住んでいる人が兼好と同じで財産を持たない生活をしていると思ったのに、実はミカンという財産を大事にしていることがわかり、裏切られたような気持ちになったのである。

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