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ただしがメソポタミア文明に興味を持ったようです 第1話

おばあちゃんのメソポタ焼き?だし! メソポタミア文明やチグリス川,シュメール人を交えながらわかりやすく解説

2016/02/16

小野小餅

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メソポタミア文明 チグリス川 シュメール人 世界史 ハンムラビ ハンムラビ法典 イラク ユーフラテス川 ウルク古拙文字 ウルク王朝 ギルガメシュ(ギルガメッシュ) ジッグラト アムル人 古代バビロニア王国 古代史

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  • こんにちは!天の声です!メソポタミア、と聞くと皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。今回は、何だかろくでもない事を思い浮かべそうないつもの面子と、メソポタミア文明のお話をしてみようと思うのですが、さて。

  • メソポタミアかぁ…

わかる
へー
へー
へー
読むのがだるい
めそ…
  • めずらしいな、講義マジメに聞いて古代に思いを馳せているのか?

  • いや、何だかメソポタミアっておいしそうな響きでお腹がすいたし。

  • …そうか。

  • メソポタ焼き…メソポタージュ…スパゲティメソポタリアン…

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  • お前講義の間ずっとそんな事考えてたんだな…。

  • というわけでおいしい物食べにメソポタミアに行くだし!

  • そんな理由で!?

  • トンネルを抜けると雪に行けるように、講堂を抜けるとメソポタミアだし!

  • え、待てただし!おい!!

  • ついたし。

  • マジかー!?

  • で、お店はどこ?

  • 何でゆりかちゃんまで居るんだよ!!

  • ただしがおいしいメソポタミア料理おごってくれるって言うからついてきたんじゃない。

  • おごるとは一言も言っていない気がするし。でもまあいいや、えーと、カフェはどこにあるだし?

  • あるかああああ!!!

  • いきなりハイキックは酷いだし!!

  • いつものパターンならここは5千年以上前のイラクだ!!カフェなんぞあるか!!

  • 何でイラクに!?

  • メソポタミアってイラクだったの?

  • ゆりかちゃんまで、講義の何を聞いていたんだよ。

  • だって、メソポタミア文明…チグリス・ユーフラテス文明っていう名前はよく聞くけど、どこにあったかとかあんまり詳しく教えてくれないじゃない。

  • チクルっす、言いふらすです文明?

  • 違う!!チグリス川とユーフラテス川の間に栄えたシュメール人の文明だ!

  • あら、別の川だったのね。

  • 基礎知識量の差にめまいがしてきた。天の声さん、聞こえてたら今回も助けてくれ。

  • 相変わらず無茶苦茶なタイムリープですね。

  • 全部ただしが悪いんだ。

  • えー?

  • メソポタミアというのは「川と川に挟まれた地」という意味の言葉です。メソポタミア文明というのはこの地域で興った文明で、大きくはトルコやイラン、エジプトまで含めて【オリエント文明】とも呼ばれます。ここはサトルさんのおっしゃる通り、BC3200年のユーフラテス川下流域、ウルクという町です。

  • 都市文化が興った時期だな。

  • 文明ってのは大きい河の下流に興るものなんだし。それくらいは僕も覚えたし。

  • あら、この板の模様、何だか見覚えがあるわね。

  • ん?ああ、楔形文字って奴だな。【ウルク古拙文字】だ。世界最古の文字と言われている。

  • もう文字ってあったのねー。

  • エジプトでももう少し後にヒエログリフが出来たって時期だな。

  • 肥沃な三角地帯のおかげで農業が発達し、人口も増えて都市はどんどん発展して行きますが、何せ大河二つに挟まれた地域でして大洪水によってウルク都市文化はあっさり流されてしまいます。

  • いきなり大波乱な文明の幕開けだし…。

  • しかし大発展した人口をまとめるために発達した神権政治体制のおかげで再建も早く、まもなく少し上流のウルでメソポタミア最初の王朝が興ります。【ウルク第一王朝】です。

  • お前もよく知ってる王様が出てくるぞ。

  • えっ、メソポタミアに知り合いなんか居ないはずなんだし…?

  • 長く非実在の伝承の王と言われていましたが、敵対勢力であったキシュ王朝のエンメバラゲシの実在が確認された事で、実在した人物である事は間違いないとされています。今回は特別ゲストとしてお呼びいたしました。

  • 慢心せずして何が王か!!!

  • ミカドーーー!?

  • 誰がミカドか!!いやそうか、ミカドとは絶対王の意味とすれば全く正しいな!!我が名はギルガメシュ(ギルガメッシュ)!!半神半人の絶対英雄とは我の事よ!!!

  • いや、特定ゲームに性格引きずられすぎだろうコレ。クレーム来ても知らんぞ。

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  • んむ、いや、まあそういうつもりではないんだがな。少し控えよう。

  • いきなり弱腰になったわね。でも私ももっといい男が来るかと期待しちゃったのに残念。

  • 失礼なレディだな!ハハハハ!

  • へこたれない精神力はさすがだし。しかし実在したって事は、この世全ての財宝を納めた宝物庫が!ゲー●オ○バビロンが!?

  • 何だソレ。

  • えっ。

  • この世全ての財宝とか、そんなの我も欲しいわ。確かに我はウルが流された直後に上流地域に興ったキシュ王朝を打ち倒して統一を果たしたという偉大な業績を残したが、だからこそ後世についた尾ひれだろう。第一、バビロンって何だ、どこの田舎だ。

  • ゲームと全然違うし…!こんなの僕の知ってる慢心王じゃないし!!

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慢心王www
  • だからゲームから離れろっての。バビロンはギルガメシュの時代よりずっと後に出てくるんだ。

  • えっ、そうなの?

  • あ、現地の人に聞かせる話じゃないな。天の声さん、お引取り願ってくれ。

  • えっそんな、やっと出られたと思ったら出番これだk

  • お引取りいただきましたー♪

  • 容赦ねえし。

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  • とあるゲームのモトネタになった【ギルガメシュ叙事詩】のように強烈な神性がついたのも、当時の神権政治…つまり神様による直接支配という政治体制のせいでしょうね。そんなこんなで洪水や周辺敵対部族と戦いながら数百年、王朝が変わったり廃れたりしながら【ウルク第三王朝】に。

  • 丘の上に神殿があるわ!

  • 【ウルのジッグラト】。現代にも残るシュメールの遺産です。

  • 神殿を中心に町が出来てるんだしな。

  • というか町の中心に丘を作って神殿を建てたんだ。発想が逆なんだ。

  • あれ人工の丘なの?

  • 大河文明は川の氾濫による洪水との戦いでした。洪水がなければ肥沃な土砂は溜まらず土地は痩せていくだけなので、そこから離れる事も難しかったのです。ですので各都市ではああやって小高い丘を築き、万一の場合の避難所にされたと考えられます。

  • ノアの箱舟の話は知ってるか?あの洪水伝説はこの環境で生まれたんだぞ。

  • ノアさんはシュメール人だったのね。

  • いや、ノアさんが実在の人物だったわけではないんだが…。

  • 数々の神話のモトネタになった土地なのは確かですね。今よりずっと先の時代になりますが、バビロンにこうやって建てられたジッグラトがかの有名な「バベルの塔」のモトネタになります。

  • 超能力少年が住んでるのよね?

  • ゆりかちゃん、それ古いだし…最近の子にはキツいだし…

  • リバイバルってやつよ!でもバベルの塔が本当にあったなんて驚きだわ。キリスト教…じゃないわね、ユダヤ教か。それはここで成立したの?

  • いや…、ここで成立したならあそこまでケチョンケチョンには言われないだろ…?

  • あ…そうか、バベルの塔って神様の怒りをかって崩されたんだっけ。

  • その辺りの話はメソポタミアのこの後の歴史と深い関わりがありますので…まずはサクサクと時間を進めて行きましょうか。これまでのメソポタミア地域はシュメール人が支配していましたが、遊牧民を祖とするアムル人が台頭してきます。

  • 仲良くは出来なかったんだし?

  • ある程度は仲良くしてきたんですが、農耕を主産業とするシュメール人は昼の太陽を中心とする神を尊び、遊牧を主とするアムル人は夜の神を主として尊びました。神権政治という神様の色が強い政治でそれが続く事で溝も深まったと思われます。

  • あーそうかー…そんな火種があったんだしー。

  • 神様同士の争いなら仕方がないわねー。

  • そんなわけでBC1900年頃になると、ウルク王朝に変わってアムル人の国が興ります。これが【古代バビロニア王国】です。首都の名は【バビロン】。

  • 案外すぐ来たわねバビロン。

  • ギルガメシュの時代から700年って所かな。

  • しかし統一はなかなか進まず戦乱の時代。これを再び統一してみせたのがバビロニア第一王朝6代目の王であるハンムラビです。

  • えっ、ハンムラビってあの?

  • 「目には目を、歯には歯を」っていうあれ?

  • その【ハンムラビ法典】を作ったハンムラビ王だ。

  • そんなビッグネームも居た文明だったのね、知らなかったわ。

  • 僕もだし。

  • つづく!

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