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今日のお題は「お薬手帳」どうやらただし何かゲットして自慢したいようですが…お薬手帳みたいですね……。
ただしがお薬手帳を手に入れたようです。
お薬手帳って便利なの?面倒じゃない? お薬手帳や病院,処方箋を交えながらわかりやすく解説
2016/05/16
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お薬手帳ゲットだぜ!!だし!!
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おいおい、お薬手帳ってそういうノリで手に入れるものなのか?
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まあ、それは人それぞれなんだし! とにかくボクはなんだろうとゲットしたら嬉しいんだし!
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あのな、それはいいとして、そもそもお薬手帳ってなんなんだよ。
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え?知らないのかし?
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なんとなくは知ってる。俺のオカンも持っていると言っていたし。
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サトル…医者に行ったことがないのかし?
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ないことはないが…そう言われてみればなんか貰ったような気もしてきたな…だいたい断るか、捨ててると思う…。
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それはダメだし!今度からお薬手帳を持っていかないとお薬がちょっと高くなるらしいし!
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へぇーー。じゃぁ、そのお薬手帳、おさらいがてら最初から教えてくれよ。
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まず、お薬手帳は「調剤を行っている薬局」でもらう事ができるんだし!
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ほう。で、お金はかかるのか? その手帳は買うのか?
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なんと! お薬手帳は無料でもらうことができるんだし!!!!
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へぇー、それは知らなかったな。むしろ貰うと金がかかるもんだと思っていたよ。
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実はこれまではそうだったんだし!
お薬手帳はいままでのお薬の履歴を記録するのにお金がかかっていたんだし。だから節約術として、お薬手帳を受け取らない人が増えたんだし。
それではお薬手帳が普及しない。ということで16年から料金が改定。お薬手帳を利用していると少しお薬が安くなるようになったんだし。
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なるほどねー。でもただで貰えるものなら、お前がゲットだぜ! と騒いでいたことがますますくだらなく思えてくるわな。
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サトル! 確かにそれは謝るんだしが、お薬手帳はとっても役に立つんだしよ! ボクはもうこれがないと心配で薬が飲めないくらいなんだし。
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お前はどこの回し者だよ!? やけにお薬手帳を推してくるな……。じゃあどういう風に有効なのかをわかりやすく教えてくれよ!
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いいだしよ! まず、最近聞くようになった「お薬手帳」だしが、実は結構前からあったんだし。
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そうなのか? 俺はここ2,3年かと思っていたわ。
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健康なサトルは知らなくて当然だし!。
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なに、この褒められているのかバカにされているのかわからない感じ……。
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1993年、日本の15人の患者さんがそれぞれ別々の病院から抗がん剤と抗ウイルス剤を受け取り同時に服用したんだし。そして、その薬同士の化学反応によって体に悪い副作用が発生、結果、亡くなってしまったんだし……。
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それ! その薬の「飲み合わせ」って本当に怖いらしいよな。特に色々な病院、同じ病院でも複数の科、複数の先生にかかっている場合、お互いの先生がそれを知らずに薬を出してしまって……というやつだよな。
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そうだし! だから自分が今、過去、どんな薬を飲んできたかを記して、先生や薬局に見せることによってその悪い「飲み合わせ」を避けるために生まれた手帳なんだし。
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言い換えれば自分の「薬の履歴書」みたいなものなんだな。
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エグザクトリィー! その通りだし! そして、このお薬手帳が急速に普及したきっかけとなったのは、あの1995年の阪神淡路大震災だったんだし。
現場は混乱して、自分のカルテなどのない方もたくさんいたんだし。だから、自分がどの薬を服用するのか、していくのかを明確に見た目でわかるようにするときに、このお薬手帳が大活躍を始めたんだし!!!
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確かに! すべての人の記録が病院に残っているわけじゃないし、病院間を情報が行き来してくれるわけじゃないもんな。自分で手帳で把握しておくのがなんだかんだで一番だよな。
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それまで、お薬手帳は、一部の医療機関や調剤薬局のサービスだったんだし、でも2000年にその重要さが分かり、国の行う制度になったんだし!
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それはさらに安心できるよな。俺も作った方がいいのかなあ?
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ズバリ! 作っておいて損はないし。例えば、2015年の12月、2016年の改定で厚生労働省さんがお薬手帳のシステムを活用して、「かかりつけ薬局」の推進にもつながるとして、同じ薬局で2回以上利用すると負担額が少なくなるように検討しているらしいんだし!
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おおおおおお! それは患者にとっては最高だな!
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さっきちょっと話したけど、現時点でもお薬手帳を半年以内に同じ薬局に持参すると薬の代金が安くなるんだし。ボクは今年はこれで結構助かっているんだし!!! いいでしょ〜!?
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確かにお得だよな。だって、自分が飲んでいる薬の飲み合わせのミスもなくなるし、更に値段が安くなるんだったら言うことない。お薬手帳様様だよな。
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だからもっともっと普及して欲しいんだし、まだまだ若い人にはそんなに普及していないんだしね……。
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若い人はそうだろうな……。でもあまり医者に行かない人なんかは特に、持っていることを忘れちゃったり、無くしちゃったりしそうなんだよなー。
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フフフ、サトル! お薬手帳を舐めてもらってはこまるんだしよ……。実はだしね、そういう若者にも使ってもらいたいということで、今、全国的にお薬手帳の「電子化」が進んでいるんだし!
具体的には大阪の大阪府薬師会が日薬学術大会で発表した「大阪e-お薬手帳」、そして、川崎市薬剤師会がソニーと協力した「harmo(ハルモ)」などがあるんだし!
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なるほどな。確かに電子化すると若い人も気軽に使いやすくなるだろうな。
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今はまだそういったサービスに互換性がなく、ちょっと混乱そしてしまうこともあるんだしが、今後は厚生労働省がまとめて、電子版の「お薬手帳」を作っていくみたいだし。
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確かにその電子化はありがたいことだけど、逆に今度はお年寄りが迷ってしまいそうな気もするから一気にすべてを電子化するのはやめて欲しいよな……。きっとうちのばあちゃんなんて、絶対混乱してしまうわ。
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どうなるんだしかねえ……。お国の偉い人が考えることだしから、ボクら庶民にはわからないしねえ……。
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まあ、とにかく、健康面を考えて有効に使えば非常に安全になるし、便利ということはすごくわかったぞ。
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これは案外勘違いしている方が多いらしいので書いておきたいんだしが、お薬手帳って薬局や先生じゃなくて、自分でも自由に書き込んでいいんだし。
だから、自分の体調とか飲んだものをどんどん書き込んで自分が一番把握している手帳にしていくのが一番なんだしよ。
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なるほど!まさに自分の薬の履歴書なんだな。これは持っておいて損はなさそうだ。
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読者の皆様も、自分だけでなく、ご両親様やおじいちゃんおおばあちゃんにも是非オススメして欲しいし。せっかく健康になるための薬の飲み違いで逆に不健康になってしまうなんて嫌だし。
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おお、もっともな事を言うもんだな、たまには。
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もちろんだし! ボクはお薬手帳マスターだしよ! もう3冊目に突入するんだし!
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お前は病気しすぎな……。
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おわり