第6話

全6話

ただし、世界の銃の歴史を学ぶの巻 第6話

いよいよ鉄砲もって第一次世界大戦に突入だし! 銃や第一次世界大戦,塹壕を交えながらわかりやすく解説

2016/01/31

メトロ

9

第一次世界大戦 塹壕 世界史 サブマシンガン 日露戦争 日清戦争 戦争 機関銃

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  • 銃の歴史についてただしにマシンガンのように語るサトル。時代はついに第一次世界大戦へ…

  • もう、いつまで続くかとか突っ込むのすら不毛なんだし…

きたー
  • お、わかってきたか。今回の内容は機関銃だ。普通なら本1冊書けるところをコンパクトに飛ばしていくぞ。

  • コンパクトというか、適当な知識を切り貼りしたようなちゃちな話だし?

www
  • 仕事で銃の歴史を書いてるって言っただろうが!そのへんはちゃんとしてるわ!銃殺刑にしてやろうか!

ワロタ
  • ふ、伏して謝るんだし…

ワロタ
  • お前が伏せたところで、機関銃の話だ。お前、見通しの良い平地のど真ん中で機関銃を撃たれたらどうする?

  • もちろん、伏せるんだし!今の体勢よりより深く…!それこそ墓穴を掘るように…

  • 墓穴ほったらダメだろ…ところが、第一次世界大戦では機関銃に向かって突撃するのが平然と行われていた。

  • へっ!?前回、機関銃を持ったイギリス軍が大軍の歩兵を撃退してると聞いただし?それなら、イギリスとかは機関銃から身を守るすべを学んでいて当然じゃないんだし!?

  • ところが、当時のヨーロッパでは「機関銃は野蛮人相手には使えるが、欧州の「勇敢な」兵士たちにとっては無意味だ」と本気で論じられていたんだ。

  • どういうことだし?

  • 機関銃を恐れるのは勇気が足りない、勇気さえ持って突撃すれば機関銃を圧倒できる、という理屈だな。野蛮人どもは勇気がないということでもある。

ワロタ
  • 差別主義なんだし…

  • じっさい、この考えは白人は全てにおいて有色人種に勝っており、世界は白人によって支配されるべき、という人種差別的なものだ。機関銃もこの思想を強化するものだったんだな。

  • でも、それは相手に機関銃がないからだけなんじゃないだし?機関銃同士が戦ったら…

  • 大規模な機関銃を使った戦闘が行われた戦争は日露戦争だ。

  • 日露戦争だし?日本軍が要塞に向かって突撃して全員死んだとしか知らないだし。

いらっ
  • お前の言う突撃は旅順要塞に対する第一回総突撃だな。これは高地に丹念に構築された機関銃に阻止された。死傷者15,860名という大損害を受けた。これは日清戦争の総死傷者を上回る規模だった。

  • だから、日本は弱かったんだし!機関銃の使い方も知らなかったんだし!

ザ兼な
  • ところがだ、日露戦争では日本軍のほうが機関銃を多く持ち込んでいたんだ。

  • そうなんだしか!?日本軍が機関銃を使った話は聞いたことがないんだし!

  • 日本軍はフランスで開発された「ホチキス機関銃」をライセンス生産した「保式機関銃」を持っていたんだ。これはマキシム機関銃より軽く、機動性に優れているという長所があったんだな。

  • えー、それは全然知らなかったんだし。でも、それなのになんでそんなに損害を出したんだし?

  • 当時の機関銃は最先端兵器だったんだが、それゆえに戦法が確立していなかった。旅順攻略戦でロシア側が機関銃を集中的に利用していたのは、指揮官のアイデアであって、ロシア軍が積極的に機関銃を好んだわけでもない。

  • でも、そのアイデアで日本軍は壊滅したんだし…やっぱり機関銃は恐ろしんだし…

  • ただ、それ以降はむやみに機関銃を前に突撃をするのはやめたんだよ。塹壕を掘って要塞に近づき、トーチカ一つひとつを陥落させる戦略をとった。そして、占領したトーチカ・高地に機関銃を据え付け、奪還しようとしたロシア軍を何度も撃退している。

  • 日本軍も急速に学んでいったんだしな…となると、なぜ日露戦争の後の第一次世界大戦では「優れている」白人様が機関銃を前に突撃していったかわかんないんだし

  • 第一次世界大戦前はヨーロッパでは平和が続いており、上層部がかなりのんきだったんな。日露戦争の教訓も「極東の特殊な事例」としてさほど真剣に受け止められなかった。そして、第一次世界大戦が勃発、戦死者は1600万人とも言われており、その8割が機関銃によるものという試算もある。

  • 怖すぎるんだし!

  • そこまで機関銃による犠牲者がでたのは、いろいろな要因があるんだが、まぁ、「突撃を繰り返せば機関銃は恐れるに足らず」とはまったくならなかったわけだ。

  • もう、呆れて突っ込む気力もないんだし…

  • その結果が、塹壕戦だな。

  • 塹壕戦って、ひたすら穴を掘るあれだし?

  • そうだ。機関銃を前に突撃すると全滅する。となると、日露戦争で日本軍が行ったとおり敵に対して少しでも穴をほって近づく、というくらいしかできなかったんだな。数ヶ月でスイスから大西洋まで塹壕線が構築されたくらいに…

  • 銃よりスコップが有効な武器になってしまったんだしね。

  • まぁ、塹壕での乱闘ではストレートな意味でスコップ最強とも言われたが…撲殺にだな…

  • 今回、あまりにも血生臭すぎて怖いんだし…

  • まぁ、そんな手詰まり感を脱出するために、様々な新兵器や戦術が開発される。

  • 知ってるだし!戦車だし!

  • まず真っ先に出てくるのがそれだな。相手の機関銃を無効化し、こちらから機関銃を撃ちまくる移動要塞のようなものだ。だが、銃にも大きな変化が出てくる。

  • 戦車をあっさりスルーしただし!

  • 著者も忘れていたが、このシリーズ、一応は銃の歴史だからな。

  • ………。

    で、どんな銃が出てきたんだし?

  • サブマシンガンだ。日本語では短機関銃と呼ばれることが多い。それと軽機関銃もできてくる。

  • 短いかったり軽かったりということは弱いんだし?弱かったら強力な銃に勝てないんだし?

  • そういう意味での「短」や「軽」ではないんだよ。まず、サブマシンガンのほうだが、これは拳銃の弾を連射できる銃だ。

  • 拳銃の弾だと、やっぱり弱いんでないだし!

  • 使い方の違いなんだよ。ドイツは「浸透戦術」という小部隊がそれぞれ独立して攻撃を仕掛け、塹壕を制圧する戦術を生み出した。その中核武器になったのはMP18というサブマシンガンだ。なんせ、一人で弾を連射できるし、短いから塹壕でもフルオートで敵を倒せる。

  • なら、機関銃を持って前進すればいいんでなかっただし?

  • 当時の機関銃は、60キロ以上あるものが多かったんだ。それを抱えて撃てるか?

  • 絶対に無理だし!

  • だろ。もちろん、各軍もそう考えて軽機関銃を開発していった。

  • あ、軽い機関銃だから軽機関銃なんだしね!

あほか・・
  • そういうことだな。歩兵とともに前進し、火力援護をするんだ。先ほどの浸透戦術でも、60キロあった重機関銃を12キロまで軽量化したマキシム08/15という軽機関銃を開発し、MP18とともに活躍した。

  • ん、そうなってくると、今の戦争みたいにフルオートライフルを持って戦う方法に近くなってきたんでないだし?

  • そうなんだな!機関銃の破壊力に勝つために、様々な方法が生み出されてきた。その中から、今のライフルの原型が出てくるんだ。

  • いよいよ、現代の銃に繋がるんだし!

ぽこぽこぽこぽこぽこぽこぽこぽこ
  • というわけで、次回が最終回、アサルトライフルの登場だ。

  • やっと終わるんだし…

  • つづく!次回最終回!

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