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鹿児島に着いて、観覧車、かごしま水族館と周り、そして指宿温泉地まで来たただし。そこの足湯で地元の美人のお姉さんに話しかけられて舞い上がっているようですが……?
第3話
お宿は見つかったが男がつらいし!鹿児島のいろんな所を一人旅するし 第3話
これでいいんだ。これでいいんだし。男はつらいし! 鹿児島や二月田,指宿温泉を交えながらわかりやすく解説
2016/03/10
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お、お姉さんは地元の方なんだし。お姉さんはいくつかし?
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ノンデリカシーの男、ただし。
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はい、生まれてずっと鹿児島なんですー。年ですか? うふふ、いくつに見えますか~?
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いいとこで育ったんだし~!25歳くらいかし?
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うふふ、大体当たっていますよー。秘密っていうことで。
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す、すごい美人だし……。鹿児島の人はみんな美人かし?
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相当にノンデリカシーの男、ただし。
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そうですねえ、鹿児島には美人が多いって言われますが、私なんて全然普通ですよ~
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そ、そんなことないし! お、お姉さんの名前教えてくれし?
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いいですよー。奈美って言います。ただしさん、ですよね。よろしくお願いします~
※ゆりかににてますが、違うんですよ。
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ナ、ナミさんかし!ボクはただし!ただしだし!東京家からだし!
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ありがとうございます~。ただしさんは、今日はこれからどこか行かれるのですか?そろそろ夕方ですもんね。宿に向かうのかな?
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実はまだ宿が決まってないんだし……。どこか良い宿しってるかし?
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そうですねえ~、この辺りにはたくさんの宿がありますよ~。温泉がある宿も多いんです。
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そうなのかし!どこか紹介してくれし!
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いいですよ~、車あるんで、連れていきましょうか?
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ほ、本当かし?
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ええ、いいですよー。じゃあ、そろそろ行きますか?
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サンキューだし!!
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というわけで、図々しくも指宿温泉の宿街まで車で連れてってくれるそうです。
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じゃぁ、出発しますよー。
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じゃあ、助手席に乗らせていただくし!
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(これは…恋の始まりなんじゃないかし?ある!あるしーー!二人でお姉さんの車で泊まるところを探す……。もしかしたら……あるしーーーこれは!)
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あ、ちょっと待ってくださいね。この先で人を拾っていかないといけないので、ちょっと寄りますねー。
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もちろんだし~!
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(もしかしたら、美人の友達がさらに登場するかもしれんだし!パラダイスの始まりだし! 竜宮城だし!)
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ごめんねえ~遅れて。
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いいよいいよ、大丈夫。あ、お客さん?
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あの、指宿温泉駅の足湯のところで知り合ったんだけどね、宿を探しているっていうから、もう時間も遅いし、連れていってあげようと思ったんだよね。ただしさん、っていうのよ。
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あら!こんばんは、ただしさん!
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お、おう……
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あ、ただしさん、紹介するわね。この人は賢っていってね、私の彼氏なの。よろしくね
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……。
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よろしく!ただしさん。あ、俺の友達がやってる宿がいいんじゃない? ナミ
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ああ、よっちゃんの所ね、いいかも!じゃあ電話してあげてよ。
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あーもしもし、あのさあ、東京からの友達が泊まりたいんらしいんだけど、今日一人って大丈夫?おお、ありがとう。OK、じゃあ今から行くわ!
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ただしさん、いい宿みつかったよ!もう20年以上やっている老舗で、友達が大将をやってるんだ!
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ありがとうだし…そこでいいし、いやそこがいいし!!
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あ、ただしさん、なんかごめんなさい。そこじゃ嫌だった?
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い、いや、そんなことないしーいやだなぁ。
す、素敵な彼氏さんでいいだしねー。
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ありがとうー。来年結婚するのよ。
そうだ!よかっらた結婚式に来てほしい! これも何かの縁だから。
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そうだね! 是非来て欲しいね。なっ、ナミ。
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うん、そうだね~。ただしさん、後で連絡先教えてくださいね。
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も、もちろんだし……。
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あ、着いたよ。じゃあ、連絡はしてあるから、名前を言ってもらえれば!超サービスしてくれるとおもうよ!では!また会いましょう!
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うん、絶対連絡してね! ただしさん。
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この恩は忘れないだし!どうぞ幸せになってくれし!
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男は一人で風まかせなんだし……
いいんだし……。これでいいんだし。目から何か出ている気がするだし……。きっと気のせいだし!
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気をとりなおして、ここが賢さんご夫婦が紹介してくれた宿だし。ええと、ここから入るんだし。
すいませーーん!
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はいはい、お疲れ様ですー。どうぞいらっしゃいまし。ただし様でございましょうか。
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はい、ただしだし! 賢さんから紹介をいただいたし!
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はい、存じております。さあ、どうぞごゆっくりして行ってくださいませ。こちらになります。
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はい、お世話になるし!
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つづく!!